不況と好況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 07:55 UTC 版)
「モレノバレー (カリフォルニア州)」の記事における「不況と好況」の解説
1990年までにモレノバレーの人口は118,000人以上にまで急拡大し、リバーサイド郡では2番目の都市になった。この成長は1992年頃まで続いた。 1990年代、州経済が不況になったために、好調だったモレノバレーの経済も沈滞した。多くの住民が市を去った。マーチ空軍基地も縮小され、マーチ空軍予備役基地となった。余剰な土地はリバーサイド郡とリバーサイド市、モレノバレー市およびペリス市の代表で構成されるマーチ合同電力公社が開発するために譲渡された。しかし、1990年代後半は不況だった経済も回復の兆しを見せ始めた。オーロラ・モジュラー、U-ホール、ロウズといった会社が主要施設を市内あるいは隣接する自治体に移転させてきた(ただし、オーロラ・モジュラーは後に破産した)。 2000年代初期までにリバーサイド郡内に多くの移転者が入ってきたことと、ロサンゼルスやオレンジ郡での生活費が高騰したことが組み合わさり、インランド・エンパイアのまだ開発が進んでいない南半分は工業立地にとって魅力有る土地になった。 それでも、モレノバレー市の将来はモレノバレー・モールとその近くのデイ通り周辺の成長に掛かっている。デイ通りはモレノバレー市とリバーサイド市の市境に掛かっている。この地域は近年、建設工事が続き、ローズ、スターバックス、アウトバック・ステーキハウスなどの象徴的店舗ができた。パット・アンド・オスカーズやPFFバンク・アンド・トラストの建物が建設中であり、ファイマス・デイブズやバーンズ・アンド・ノーブルが来るという噂もある。これらの店舗ができることは中上流階級にアピールすると見られることが多く、市に注目と資金を呼ぶ可能性がある。 市の東端、モレノビーチ・ドライブ近くには、2006年初期にウォルマートがオープンした。この店舗は面積233,000平方フィート (22,000 m2) と、従来のウォルマートに比して巨大であり、モレノバレー・オートモールに次ぐ規模である。この地には2007年7月と10月にオープンしたカリフォルニア州では初のスーパーターゲットとベスト・バイもある。州道60号線出口はモレノバレー・ランチ・ゴルフコースへ繋がる道になっている。このゴルフ場はゴルフマガジンが選んだアメリカのゴルフ場トップ75の中に入った。 2005年にマーチ・アメリカ空軍予備役基地を商業空港に転換する議論が持ち上がったが、その計画はリバーサイド郡監督理事会が拒否した。しかし、騒音が少なく、より環境に優しい航空機と安価な安全確保手段や設備ができれば、計画の再考もあり得る。2008年5月、マーチ・アメリカ空軍予備役基地は一般用途航空の設備開設を承認した。 この基地には野球場もあり、南カリフォルニアリーグに属するセミプロのインランド・エンパイア・ロケッツ(現在はランチョベラゴ・ロケッツが夏季に試合を行っている。
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