不況レジームとしての国際金本位制とは? わかりやすく解説

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不況レジームとしての国際金本位制(金の足かせ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 12:49 UTC 版)

金本位制」の記事における「不況レジームとしての国際金本位制(金の足かせ)」の解説

金本位制というのは、固定相場制一種としてとらえることができる。各国がいったん自国通貨と金との交換比率決定すると金平価自動的に決定され各国通貨当局金平価維持させるために、国内金融政策追随する形をとる。 金本位制はほかのドルペッグ制などとは違った固定相場制としての特質持っている。それは金流出国と金流入国との間の金融政策非対称性である。例えば、自国において金流出が起こったとする、その国では民間兌換請求によって金を買い戻していることになるから、必然的に自国通貨マネーサプライ減少もたらし均衡に至る。しかし、金流入国においては金流入によって民間より金買い入れて、マネーサプライ拡大をすることになるが、当該国マネーサプライ拡大嫌った場合、他の資産民間売却することによって自国通貨供給の拡大阻止するという操作が可能であり、このような不胎化政策はかならず他の国金融引き締めを強いることになるため、金本位制というのは本質的に強い引き締め圧力持ち拘束性を持つ政策レジームである。 ジョン・メイナード・ケインズ1923年著書貨幣改革論』で金本位制を「未開社会遺物」と喝破し、金の足かせから自由な管理通貨制度への移行説いていた。

※この「不況レジームとしての国際金本位制(金の足かせ)」の解説は、「金本位制」の解説の一部です。
「不況レジームとしての国際金本位制(金の足かせ)」を含む「金本位制」の記事については、「金本位制」の概要を参照ください。

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