不況との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 16:17 UTC 版)
歴史的に最も重要な事例として、1930年代の世界的な保護主義があげられる。不況で国内産業が不振であるとき、外国から低価格の商品が入ってくると、その不振がさらに大きくなる。そこで外国からの輸入に高い関税を課して、国内産業を守ろうとする政策に転換する国が増えた。これは経済学者のジョーン・ロビンソンをはじめとして近隣窮乏化政策と呼ばれた。 また、第二次世界大戦後の発展途上国に見られた輸入代替政策をはじめとする保護主義政策がある。外国からの輸入や投資を制限し、自国の産業を育成するために国家主導の産業育成政策を進めたが、1960年頃まで経済成長をすることができなかった。
※この「不況との関連」の解説は、「保護貿易」の解説の一部です。
「不況との関連」を含む「保護貿易」の記事については、「保護貿易」の概要を参照ください。
- 不況との関連のページへのリンク