不正発覚と処分とは? わかりやすく解説

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不正発覚と処分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 02:44 UTC 版)

八汐ダム」の記事における「不正発覚と処分」の解説

東京電力2006年平成18年12月20日および2007年平成19年1月24日報告プレスリリース)の中で、八汐ダム蛇尾川ダムにおける不正行為明らかにした。 東京電力は、まず八汐ダム湖の堆砂データ改竄について明らかにした。河川からの自然流入がないことを理由に、本来必須であるはずの堆砂計測実施せず、値を「0」として報告していたのである。これは同じく栃木県内にある東京電力揚水発電所今市発電所上部ダムである栗山ダムにおいて行われていた不適切扱い踏襲してしまったものであった2002年平成14年)に発覚した原子力不祥事がこれを見直転機となり、実際に計測行ったところ約15立方メートル堆砂認められた。その後計測堆砂量が確実に増加傾向にあることを把握していたが、報告値は依然として「0」のままであった。 さらに八汐ダム抱え漏水問題背景とした、ダム水位流入量・流出データの改竄明らかになった。そもそも八汐ダム完成により湖底となる部分浸透しやすい箇所があることは建設前から知られており、当時対策工事により漏水量は1日あたり5,000立方メートル程度止まる思われていた。しかし、実際に湛水したところ想定量の15倍に相当する1日あたり76,000立方メートルもの漏水確認漏水対策工事発電所運転開始後も続けられ徐々に漏水量の減少見られるものの決定打には至っていない。漏水による貯水量の減少分は河川からの不正取水というかたちで補われることになり、つじつま合わせのための各種データ改竄幹部社員了承のもと行われた。不正取水量合計ダム有効貯水容量の実に10倍に達するという。 2007年4月20日国土交通省塩原発電所許可していた河川法第23条定めるところの「流水占用許可」を取り消すという、前代未聞厳し処分下す方針示した塩原発電所の運転を再開するためには、八汐ダム抜本的な漏水対策施し使用許可求め申請再度提出しなければならない東京電力はすでに2007年1月29日より塩原発電所運用停止し漏水対策に向け調査開始している。 なお、八汐ダム安全性自体については立ち入り検査により問題のないことが確認されている。

※この「不正発覚と処分」の解説は、「八汐ダム」の解説の一部です。
「不正発覚と処分」を含む「八汐ダム」の記事については、「八汐ダム」の概要を参照ください。

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