三次災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:57 UTC 版)
2010年7月31日、バンキシャ!の放送の取材のために訪れた日本テレビ記者ら2名が防災ヘリの墜落現場を取材するため入山し、翌1日に県警山岳救助隊員によって心肺停止の状態で発見された。2人は、31日早朝に山岳ガイド1名(日本山岳ガイド協会員)の案内の元、出会いの丘より豆焼橋を渡り墜落現場に向かった。2人がTシャツにジャージ姿だったことを懸念したガイドの判断により、沢付近で引き返すように申し入れ、国道140号まで一旦引き返した。その後2人は、墜落現場を見通せる尾根がないか探してくるとガイドに伝え、再び山に入ったという。動機は不明。2人が帰ってこないことを懸念した日本テレビ側が秩父警察署に申し入れ、翌1日4時頃から山岳救助隊員が現場に捜索活動を行い、9時頃に滝つぼ(滝川直蔵淵)で2名を発見。陸上から搬送が困難のため、埼玉県警ヘリ「むさし」で皆野町の病院に運ばれ、2名の死亡が確認された。当日11時頃にはテレビ各局で速報が流れ始める。1日午後から、秩父市にてガイド、日本テレビ本社にて同社社長と編成部長の記者会見が行われた。2日に司法解剖が行われ、死因は溺死と判明。3日に2名の通夜・告別式が行われるとともに、埼玉県警察による捜査活動が行われ、カメラとメガネを回収した。31日の秩父地方は大気の状態が不安定で、現場付近では午後に雷雲が発生していた。埼玉県警察は報道機関に対して取材自粛要請を出していた。なお、NHKも事故翌日に墜落現場まで取材班を派遣し、墜落した機体を含めた現場映像を報道していた。参考:黒岩尾根登山コース
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