万寿丸【マンジュマル】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7051号 |
登録年月日 | 1999年 3月 16日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 万寿丸 よみ:マンジュマル |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 17日 | |
品種登録者の名称 | 坂本宗雄 | |
品種登録者の住所 | 和歌山県日高郡日高町小中785 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 坂本宗雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「黄糸車」に育成者所有の選抜系統の混合花粉を交配して育成されたものであり,花は明黄色の小輪で,スプレイ仕立ての切花向き品種である。草型は直立性,草性は叢性,開花時の草丈は中である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は淡褐,強さはやや弱,縦じわは低,稲妻型屈曲は有,わき芽の発生程度は中,節間長は20~29㎜である。葉身長は100~124㎜,葉幅は50~74㎜,基部の形は平,先端部分の形はやや鈍円,一次欠刻は0.70~0.89,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は緑,裏面の色は淡緑,光沢度は低,厚さは中,葉柄の着生角度は水平,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は甲高,花房の形は凹形,花の大きさは50~69㎜,舌状花の重ねは1.5列まで,舌状花数は20~59である。管状花数は100~199,分布は集中,全長は8.0~8.9㎜である。花弁の形はさじ弁,先端の形は尖る,外花弁の反り方は平,花弁の長さは30~39㎜,幅は2.0~4.9㎜,外花弁の表面及び裏面の色は明黄(JHS カラーチャート2505),外花弁の角度は上向,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は盛り上がったドーム状,総ほうの大きさは10~19㎜,総ほう部から花頂部までの高さは30~39㎜,花首の長さは60~79㎜,季咲の開花期は秋で,育成地(和歌山県日高郡日高町)における自然開花期は11月上旬である。「秋まつり」と比較して,葉柄の着生角度が水平であること,花房の形が凹形であること,花弁先端の形が尖ること,外花弁の表面の色が明黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に育成者の温室(和歌山県日高郡日高町)において,「黄糸車」に育成者所有の選抜系統の混合花粉を交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 万寿丸のページへのリンク