ヴィーガンの栄養群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:18 UTC 版)
「ヴィーガニズム」の記事における「ヴィーガンの栄養群」の解説
詳細は「en:Food group」を参照 責任ある医療のための医師の会(英語版) (PCRM)が推奨する新・四大食品群。時計回りに左から:1日に3皿以上取るべき果物。大豆などの豆類にはタンパク質が多く含まれており2皿以上取るべきとされている。野菜は1日に4皿以上取るべきである。全粒の穀物は5皿以上取るべきとされている 医療関係者でつくるNPO団体責任ある医療のための医師の会(英語版) (PCRM) は、1991年より果物・豆類(豆、えんどう豆、レンズマメ、ラッカセイなど)、穀物、野菜からなる新四大食品群を取り入れたコレステロールを含まない・低脂肪の完全菜食の推奨を続けてきた。PCRMは一人当たり一日に3皿以上の果物(かんきつ類やメロン、イチゴなどビタミンCの豊富な食べ物は一日1皿以上)と、たんぱく質を豊富に含む豆類2つ以上(豆乳・豆腐・テンペなど大豆加工品のような)、5皿以上の全粒穀物(トウモロコシ、大麦、米、小麦のような。加工品としてはパンやトルティーヤといった)、4皿以上の緑黄色野菜(ブロッコリやニンジン、サツマイモのような)を摂取することが望ましいとしている。 PCRMのヴィーガン向け食品群はアメリカ合衆国農務省 (USDA) が1956年から92年までに推奨してきた四大食品群(肉・乳・野菜/果物・穀物およびその加工品)に代わるものとして作られた。1992年、米国農務省は四大食品群に代わってフードガイド・ピラミッドを発表し、2011年にはマイプレートとなり、これら食品を5つのグループに分けており、穀物・野菜・果物・乳製品・タンパク質(肉、鶏肉、魚介類・卵、豆類およびその加工品・ナッツや種子)から構成されている。また、イギリス政府も正しい食事プレート(英語版)を推奨しており、5つの食品群(果物と野菜・いもやパン等の炭水化物・乳製品・肉/魚/卵/豆などのたんぱく質・脂質および糖分)からなる、このうち乳製品とタンパク質は大豆などの植物性たんぱく質のものからとってもよいため、ヴィーガンでもこれを実践することができる。
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