ヴァージニア・アプガーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 学者・研究者 > 医学者 > アメリカ合衆国の医師 > ヴァージニア・アプガーの意味・解説 

ヴァージニア・アプガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/08 23:22 UTC 版)

ヴァージニア・アプガー
Virginia Apgar
生誕 1909年6月7日
ニュージャージー州ウェストフィールド
死没 1974年8月7日(65歳没)
ニューヨーク州ニューヨーク市
職業 医師
テンプレートを表示

ヴァージニア・アプガー(Virginia Apgar、1909年6月7日 - 1974年8月7日)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ウェストフィールド出身の、小児科学および麻酔専攻の女医女性医学者麻酔科医である。また、新生児の出産の際にアプガー指数を導入したことによる乳幼児死亡率の低下で世界に貢献した。

来歴

毎年、周産期学の分野で米国小児科学会よりヴァージニア・アプガー賞 (Virginia Apgar Award) が贈られている[3]

生涯独身のまま、1974年8月7日にコロンビア・プレスビテリアン医療センターにて死去。65歳。

1994年に、肖像が合衆国の20セント普通郵便切手( Great Americans series)に採用された[1]

家族と私生活

音楽一家の3人兄妹の末っ子として生まれる[4]。頻繁に家族でセッションを行う家庭で、彼女はバイオリンを担当し、他の兄弟はピアノとオルガンを演奏した。成人になっても、事あるごとにカルテットに参加し、バイオリンと共に旅行に出かけた。友達には楽器作りを勧められ、ともにバイオリンやチェロなどを自作した。他にも趣味として、フライフィッシング、ゴルフ、切手収集、それから特に園芸を嗜んだ。ニューヨークジョージ・ワシントン・ブリッジの下を飛ぶ夢を叶えるため、飛行機操縦の訓練にも参加していた[5]

父親は保険屋の重役であったが、アマチュア発明家と天文学者も兼ねていて、彼女に科学への興味を持たせた[6]

彼女の兄は、結核で早逝していて、もう一人の兄も持病を持っていたことが、医学に興味を持たせる切っ掛けであった[7]

彼女は一度も結婚することなく、65歳で肝硬変により死去した。

主な業績

  • 60種以上の科学論文を発表。

書籍・論文

脚注・参考文献

  1. ^ Women in Medicine Exhibit Resources Archived 2006年9月1日, at the Wayback Machine.
  2. ^ Department of Obstetrics and Gynecology
  3. ^ Brief biography, National Library of Medicine, The Virginia Apgar Papers.
  4. ^ Calmes, Selma H (May 2015). “Dr. Virginia Apgar and the Apgar Score: How the Apgar Score Came to Be”. Anesthesia & Analgesia 120 (5). 
  5. ^ The Virginia Apgar Papers: Biographical Information”. profiles.nlm.nih.gov. 2018年4月4日閲覧。
  6. ^ The Virginia Apgar Papers”. U.S. National Library of Medicine: National Institutes of Health (September 21, 2017). April 24, 2018閲覧。
  7. ^ Changing the Face of Medicine: Virginia Apgar”. U.S. National Library of Medicine (June 3, 2015). April 24, 2018閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴァージニア・アプガー」の関連用語

ヴァージニア・アプガーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴァージニア・アプガーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴァージニア・アプガー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS