ローザンヌコンクール出場者・関係者
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「舞姫 テレプシコーラ」の記事における「ローザンヌコンクール出場者・関係者」の解説
倉元 双葉 日本国内ではほとんど全てのコンクールのジュニアの部で1位を取り、全国制覇の天才少女といわれていた。日本からのローザンヌ参加者の中では最年少。指導者でもある母親がいつもくっついている。クラシックでは相当な技術を持つも他人を押しのけてまで目立とうとする態度には好感が持てず、コンテンポラリーは全く無能で型通りに踊るだけ、しかも摂食障害を抱えコンクール中に何度も貧血で倒れ、準決選を踊ることすらなく棄権。 舞 ローザンヌ参加者。まだ中学生のようだが強気でハッキリした性格。最初は何かと優しく接してくる六花に反発していたが、幼い頃バレエ教室で抜擢されて以来周囲の冷たい視線に耐えてきた彼女にとっては六花の優しさが救いとなり、逆に体調の悪い六花を気遣ってくれたりと、コンクールが終わる頃にはすっかり親しくなる。 ローラ・チャン ローザンヌ参加者。エントリーナンバー26。アメリカ国籍で、中国系アメリカ人かと思われる、長身で(六花曰く)「オリエンタル・ビューティ」の、16歳6ヶ月で六花と同じクラスの少女。ものすごい実力の持ち主らしい。彼女の踊り方や立ち居振る舞いを見た六花は、容貌は似ても似つかないのに何故かある人物と同一人物ではないかという疑念を持つ。 建人・ブレダン ローザンヌ参加者。アメリカ人の父・日本人の母を持つダブルの少年。数ヶ月だが六花より年下。(二重国籍者なので)参加者枠の厳しい日本国籍ではなくUSA国籍で応募。見た目はアメリカ人だが、日本育ちで流暢な日本語を話す。六花を始め、他の出場者ともすぐ親しくなる。クラシックは勿論特にコンテンポラリーで卓越した実力を見せる。 宇野 都 ローザンヌ参加者。17・18歳のクラスではやや小柄ながらも優秀なダンサー。日本人参加者の中で(六花以外では)唯一コンテンポラリーをも得意としていたため、日本人でただ一人準決選を通過、プロ研修生賞を獲得。 J・N氏 この年のローザンヌ・コンクールの審査委員長。現在のバレエ界を代表するコリオグラファーにしてコンテンポラリーバレエ振付の第一人者。六花の才能に魅了され特別に「振付奨励賞」を授与した上、六花を他のバレエ学校に取られないよう彼女のオファー・カードを隠したり、ローザンヌ・ルードラ・バレエ学校のボジョリー氏(=かつて六花に留学を打診してきた人物)と取り合いまでして六花を自らのバレエ学校に奨学生として迎え入れる。 人物モデルは実在のコリオグラファー、ジョン・ノイマイヤーだと推定される。
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