リバティ・メディアとは? わかりやすく解説

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リバティメディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 09:51 UTC 版)

リバティメディア・コーポレーション
Liberty Media Corporation
種類
公開会社
市場情報 リバティ・ライブ・グループ
NASDAQ: LLYVA(Series A)
OTCQB LLYVB(Series B)
NASDAQ: LLYVK(Series C)
フォーミュラワン・グループ
NASDAQ: FWONA(Series A)
OTCQB FWONB(Series B)
NASDAQ: FWONK(Series C)
リバティ・シリウスXM・グループ
NASDAQ: LSXMA(Series A)
NASDAQ: LSXMB(Series B)
NASDAQ: LSXMK(Series C)
ラッセル1000(FWONA、FWONK、LSXMA、LSXMK)
ラッセル2000(LLYVA、LLYVK)
ISIN US53071M1045
業種 マスメディア
前身 テレコミュニケーションズ
設立 1991年 (34年前) (1991)
創業者 ジョン・マローン
本社
事業地域
世界
主要人物
ジョン・マローン会長
グレッグ・マフェイ社長CEO
製品 映画製作
テレビ番組
放送
ケーブルテレビ
スポーツマネジメント
売上高 86億9,600万米ドル(2021)[2]
営業利益
19億7,700万米ドル(2021)[3]
利益
7億4,400万米ドル(2021)[4]
総資産 443億5,100万米ドル(2021)[5]
純資産 182億6,200万米ドル(2021)[6]
所有者 ジョン・マローン
子会社 フォーミュラワン・グループ
ドルナスポーツ
ウェブサイト www.libertymedia.com

リバティメディア: Liberty Media Corporation)は、アメリカマスメディア関連企業である。またフォーミュラワン・グループドルナスポーツを傘下に収め、フォーミュラ1MotoGPと、四輪と二輪の最高峰レースとなる二つのモータースポーツ事業を所有している。

概要

1991年3月、かつて全米最大のケーブルテレビ会社・テレコミュニケーションズ(TCI)のCEOであったジョン・マローンが、TCIから分離し設立した[7]。しかし1994年にTCIと再合併した[8]

1999年3月、AT&TがTCIを480億ドルで買収し、AT&Tの傘下となるが、2001年、AT&Tからスピンオフにより独立した。

かつてはターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS)に出資していたり、リバティメディアが所有していたスポーツ専門チャンネル・Prime SportsがFOXスポーツネット(FSN)の前身であったこともあって、タイム・ワーナーニューズ・コーポレーションの大株主であった。またアトランタ・ブレーブスも所有していた。

また近年はフォーミュラワン・グループ[9]ドルナスポーツなどを買収し[10]スポーツビジネスにも注力している。

沿革

リバティメディアが株式を保有している主な企業

リバティメディア自体は証券市場には上場していないが、3つの部門それぞれが、トラッキング・ストックを発行しており、各トラッキング・ストックは3つの個別のシリーズ(A、B、C)に分かれており、個別の議決権を持っているため、同社の普通株は9つの個別の銘柄コードで取引されている。9つのうち7つはNASDAQに上場されており、2つは店頭取引されている。

リバティ・ライブ・グループ

リバティ・シリウスXM・グループ

フォーミュラワン・グループ

かつて保有していた企業

  • アトランタ・ブレーブス - 会社分割され新たに独立した公開会社である、持株会社アトランタ・ブレーブス・ホールディングス傘下の、ブレーブス・ホールディングスの一部となった[12][13]

日本での展開

日本では、住友商事とパートナーを組み、1995年にはケーブルテレビMSOであるジュピターテレコム(J:COM)、1996年には番組供給事業を統括するジュピター・プログラミング・ネットワーク(JPC、現・JCOM メディア事業部門)を設立している。また、2004年には、単独でメディアッティ・コミュニケーションズにも出資している(2008年ジュピターテレコムに合併)。国際部門の分離により、これらの株式はリバティ・グローバルが住商/エルジーアイ・スーパー・メディア(現・KDDIグローバル・メディア)などを通じて保有していたが、2010年KDDIにすべて譲渡、日本市場から撤退した。

また、子会社のQVCは、2000年に三井物産との合弁でQVCジャパンを設立している。

脚注

  1. ^ 同社の郵送先住所には、隣接するアラパホ郡 (コロラド州)の都市であるイングルウッド郵便番号が使用されている。
  2. ^ 2021 Annual Report”. January 5, 2023閲覧。
  3. ^ Inline XBRL Viewer”. January 5, 2023閲覧。
  4. ^ 2021 Annual Report”. January 5, 2023閲覧。
  5. ^ 2021 Annual Report”. January 5, 2023閲覧。
  6. ^ 2021 Annual Report”. January 5, 2023閲覧。
  7. ^ Eyland, Gísli (2012年1月16日). “Profile: Liberty Media Corp & Liberty Interactive” (英語). Fundamental Finance Playbook. 2022年11月27日閲覧。
  8. ^ “TCI Will Be Reunited with Liberty Media”. Los Angeles Times. (October 8, 1993). https://www.latimes.com/archives/la-xpm-1993-10-08-fi-43642-story.html April 8, 2024閲覧。 
  9. ^ a b “US media firm Liberty Media to buy Formula 1”. (September 7, 2016). https://www.bbc.co.uk/news/business-37303230 
  10. ^ Puigdemont, Oriol (1 April 2024). “F1 owner Liberty Media takes over MotoGP in $4n deal with Dorna”. Motorsport.com. 2024年4月1日閲覧。
  11. ^ 米企業がF1取得を発表。エクレストンはCEOに残留 - オートスポーツ・2016年9月8日
  12. ^ a b "Stockholders vote to split off Braves from Liberty Media". ajc.com
  13. ^ a b Split-Off of Atlanta Braves Holdings and Reclassification of Tracking Stock Approved at Liberty Media’s Special Meeting of Stockholders”. Atlanta Braves Holdings. July 18, 2023閲覧。
  14. ^ リバティ・メディア、MotoGPとSBKの買収合意を発表。2016年にはF1も買収、2輪と4輪レース最高峰のオーナーが同一に - オートスポーツ・2024年4月1日
  15. ^ Libert Live Group”. www.libertymedia.com. December 16, 2023閲覧。
  16. ^ Liberty SiriusXM Group”. www.libertymedia.com. December 3, 2019閲覧。
  17. ^ Formula One Group”. Liberty Media. October 13, 2022閲覧。
  18. ^ Spangler, Todd (2018年3月1日). “John Malone's Liberty Interactive, Owner of QVC and HSN, to Rename Itself 'Qurate'” (英語). Variety. 2023年11月16日閲覧。

外部リンク




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