QVC から現在まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 19:02 UTC 版)
「バリー・ディラー」の記事における「QVC から現在まで」の解説
次にディラーが手を組んだのは、加入世帯数1000万という当時、全米最大のケーブルテレビ局TCIのジョン・マローンだった。アクセス・フリーを唱える政府の方針を無視した態度、最低な顧客満足度、杜撰な管理体制、古い設備はそのままに買収を繰り返したところから『ケーブルテレビ界のダース・ベイダー』と呼ばれたが、この時代の通信から放送を含めたメディア界では誰もが認める中心人物だった。 マローンは当時は20億ドル規模だったテレビショッピング市場をHSN と2分していたQVCの経営権をディラーに譲り、ディラーは会長に就任した。 1994年、念願のメジャー会社買収を狙い、自分を追い出したマーティン・デイビスのパラマウント映画を買収しようとする。競争相手になったのが『バイアコム』。ディラーは敗れた。更にCBSの買収を企むが失敗に終わり、コムキャストとリバティ・メディアがQVC を完全子会社化。職を失った。 1995年、HSNを自らの会社(独立局を運営する「Silver King」)と合併。 1997年にはUSAネットワークを買収。同年にはオンラインチケット業者「チケットマスター」を買収、以後数多くのインターネット関連会社を傘下に収める。 2002年、USAネットワークの娯楽部門をヴィヴェンディ・ユニバーサルに売却、会社名を「USA Interactive」(現「IAC/InterActiveCorp」)に変更、自らの事業をショッピング部門に特化する。 2005年、当時IAC/InterActiveCorp傘下にあった、オンライン旅行会社のエクスペディア・グループを独立させるが、両社の会長職を兼任する体制とし、現在に至っている。
※この「QVC から現在まで」の解説は、「バリー・ディラー」の解説の一部です。
「QVC から現在まで」を含む「バリー・ディラー」の記事については、「バリー・ディラー」の概要を参照ください。
- QVC から現在までのページへのリンク