リグナムバイタ >とは? わかりやすく解説

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リグナムバイタ


リグナムバイタは、木材ありながら、ほとんど木材関連業種に関係のないことで、非常に変わっているいえますまた、世界で番重木材であるため、あまり日常木材かかわりのない人々でも、頭の中では知っていても、多分、ほとんどが実物見たり、触れたりすることがないという点で珍しいものといます。この木材は、極めて重硬で、しかも、古くから金属などと摩擦するとその熱によって木材中から“ガヤック”と呼ばれる樹脂滲み出来て、それが潤滑剤働きをして、接触している物体間のベアリング役割をすることが知られています。この性質利用して船舶スクリューシャフトベアリング材として、古くからよく知られています。これはリグナムバイタの板を、丁度のように丸い形にしてシャフト周りを包むものです。一寸、おやっと思われるかも知れませんが、この木材ポンドいくらというように目方取引されています。リグナムバイタは、天然分布地域としてはフロリダ南部西印度諸島など、また大陸ではメキシコから中米さらにコロンビアベネズエラなどが知られいましたが、もう現在では、かなり市場材を供給出来る処は少なくなっています。この樹木元来、あまり大きくならず、また生長も遅いので資源として将来はあまり期待出来ないでしょう

木材
心材木材として珍しく濃緑褐色で、時には、ほとんど真黒色にもなります。肌目は非常に精、均一で、木理著しく交錯している。手で触れると状の感触あります100以上に熱すると中から“樹脂”が出て来ます。この性質ベアリングとして用いられる理由です。気乾比重に1.20~1.35で、常に沈みます加工に際しては、金属の加工機械使われます。いかに硬いということわかります

用途
主として船舶スクリューベアリング使われています。


リグナムバイタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/24 23:56 UTC 版)

リグナムバイタ英語: lignum vitae[注 1])とは、ハマビシ科ユソウボク属の数種の樹木から得られる木材に対する総称であり、またそれらの樹木に対する一般名でもある。特にユソウボク属の一種であるユソウボクGuaiacum officinale)に対する一般名称でもある[2]。さらに、ユソウボク属以外の木材がリグナムバイタと呼ばれることもある[3]。本項目では木材としてのリグナムバイタについて解説する。


注釈

  1. ^ lignum vitae はラテン語で「生命の樹」を意味する。これはかつてユソウボクが薬用として重用されたことに由来する[1]

出典



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