ユニバーサルスタジオのスタントショー
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「特捜刑事マイアミ・バイス」の記事における「ユニバーサルスタジオのスタントショー」の解説
ユニバーサル・パークス&リゾーツは自社のテーマパークで「マイアミバイス」をモチーフとするスタントショーを興行した。 ユニバーサルスタジオ・ハリウッド カリフォルニア州ロサンゼルスのユニバーサルスタジオハリウッドでは "The A-Team Live Stunt Show"(特攻野郎Aチームのショー)に代わり、1987年から”Miami Vice Action Spectacular” をスタートした。ショーを担当するユニバーサルクリエイティヴは「ランボー」を企画し進めていたが、親会社のユニバーサルから急遽マイアミバイスに変更するとの指示を受け計画を全て破棄、それからわずか4ヶ月半で完成させたという。[要出典] この約15分間のスタントショーは、カリブ海の小さな島にある麻薬組織のアジトにクロケットとタブスが乗り込んで壊滅するという筋立て。ヤン・ハマーの音楽をバックに2人が登場し激しい銃撃戦を展開するが、中盤からは水上オートバイ、ホバークラフト、トロッコを操ったりクライマックスでは敵の軍用ヘリコプターが現れ墜落爆発するなどテレビシリーズとはだいぶ趣きが異なっている。またショーの途中で司会進行役が現れスタントや特殊効果について解説をするという演出も見られた。 舞台装置はカリフォルニア州サンディマスにあるRide & Show Engineeringによって製作されたもので、セットや特殊効果の装置などに540万ドルを要した。爆発や着弾の演出には可燃性ガスや圧縮空気を使用し、ヘリコプターは自在に動くアームに取り付けられている。これらは毎回同じ動作をするようプログラムされていた。 スタント監修はベテランスタントマンのアレックス・プラッシャート(1932-2007)が担当した。ショーでは大勢の悪人が倒されるように見えるが、悪人役のスタントマンは6人しかいない。プラッシャートはその後ラスベガスストリップの「トレジャーアイランドショー」も手がけた。 ショーは1995年1月に終了し、同年の秋から「ウォーターワールド」が始まった。 ユニバーサルスタジオ・フロリダ フロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオフロリダでは、1990年から”Dynamite Nights Stunt Spectacular ”と称する約20分間のスタントショーをスタートした。ハリウッド版ほど凝った舞台装置は用意されずボートやジェットスキーを使った水上ショーをメインとしており、露骨にマイアミバイスを意識する演出ではなかった。火花や火炎を多用するため、閉園する直前の暗くなる時間帯に毎日1回だけ公演された。 テレビシリーズは1989年に終わったが、このショーはその翌年の1990年に始まり2000年まで続いた。その後は噴水や花火、レーザーなどを駆使する水上ショーに代わった。
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