モントリオールオリンピックでの活躍までとは? わかりやすく解説

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モントリオールオリンピックでの活躍まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:35 UTC 版)

ナディア・コマネチ」の記事における「モントリオールオリンピックでの活躍まで」の解説

コマネチは、ルーマニアゲオルゲ・ゲオルギュ=デジ市(現在のバカウ県オネシュティ)で、ゲオルゲとシュテファニア=アレキサンドリナ夫妻の下に生まれたナディアという名前は、あるロシアの映画ヒロインである、ナジェージュダ(Nadezhda, ロシア語:Надежда, 「希望」という意味、愛称Nadia (Надя))にちなんだものである6歳時に名コーチベラ・カロリーに見出され英才教育受けた1969年には国内選手権13位に入ったコマネチ9歳ルーマニア選手権制覇し1971年には初の国際大会となるユーゴスラビアチームとの大会出場し団体個人総合優勝果たした1975年ノルウェーシーエン行われたヨーロッパ体操選手権種目別のゆかで銀メダルとなったのを除き個人総合種目別全て金メダル獲得するなど、幼いときから数々タイトル獲得してきた。プレオリンピック大会としてモントリオール開かれた大会でコマネチ個人総合平均台金メダル跳馬、ゆか、段違い平行棒ではネリー・キム次いで銀メダルとなった1976年3月ニューヨークマディソン・スクエア・ガーデン行われたアメリカンカップの跳馬10点満点出し日本行われた中日カップでも跳馬段違い平行棒10点満点出した同年14歳参加したモントリオールオリンピックで、段違い平行棒平均台演技近代オリンピック史上初めての10点満点出し個人総合併せて金メダル3個、団体銀メダル、ゆかで銅メダル獲得した。この時オリンピック運営するIOC審判団体操競技実際に満点が出ることを想定していなかったため(当時は9.99までしか採点掲示板表示できなかった)、掲示板には1.00点と表示された。コマネチ個人総合優勝した初のルーマニア選手となると共に史上最年少での個人総合優勝果たした純白レオタード似合可憐な容姿見事な技が観衆魅了し、「白い妖精」と呼ばれた帰国したコマネチニコラエ・チャウシェスク大統領から勲章授与された。 米ABCモントリオールオリンピック中継コマネチ登場する際に使われた『妖精コマネチテーマ』(バリー・デ・ヴォーゾン&ペリー・ボトキン・ジュニア)がヒットした。元々この曲は五輪コマネチのために書かれたものではなく1971年公開され映画動物と子供たちの詩』(Bless the Beasts and Children)のサウンドトラックBless the Beasts and Children』に収録されていた楽曲(本来のタイトルは「Cotton's Dream」)でありアメリカ昼ドラヤング・アンド・ザ・レストレステーマソングにも使われていた。コマネチがこの曲を使って演技することはなかった。コマネチがゆかの演技使用した曲はYes Sir, That's My BabyJump In The LineピアノアレンジしたものであったコマネチUPI通信社が選ぶ年間最優秀女子スポーツ選手1975年1976年2年連続選出されている。またAP通信社が選ぶ最優秀女子スポーツ選手にも1976年選出された。

※この「モントリオールオリンピックでの活躍まで」の解説は、「ナディア・コマネチ」の解説の一部です。
「モントリオールオリンピックでの活躍まで」を含む「ナディア・コマネチ」の記事については、「ナディア・コマネチ」の概要を参照ください。

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