モハ489形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 11:57 UTC 版)
「ラウンジ&コンビニエンスカー」改造車 1989年に金沢運転所所属で「白山」用H編成の6号車に組成されるモハ489-18 - 21へ車両番号は変更せず松任工場で施工された以下の改造である。 客室はユニットを組むモハ488形寄り側窓4区画分の定員32名に変更 客室に続く側窓1枚分区画は仕切りとし客室側半区画は窓を埋込とし残り半分のラウンジ側は外気取り入れ可能な上段下降式窓へ変更 客室寄り側窓2枚分区画はフリーラウンジスペースとして1・3位側に波形テーブルと丸椅子 2・4位側にテーブルとソファを設置 デッキ寄り側窓2区画は1・3位側が流し台を備えたカウンター 2・4位側が窓を埋込とし冷蔵ケースや商品陳列棚としたコンビニエンススペースとした カウンター妻面には冷蔵庫ならびに電子レンジも装備しレトルトや冷凍食品であるもののカレーライス・鰻丼・おでん・たこ焼きなどの軽食を加熱して供した 洗面所とトイレは倉庫などの業務用室に変更し電動行先表示機を使用停止 コンビニエンス営業は「白山」のみで行われ、他の列車では専ら車内販売の基地として使用された。 1997年にH編成1本減で18が波動輸送対応用Z01編成に転用されたが1998年に廃車。残りの3両は1997年の「白山」廃止後も引き続きH編成に組成され「能登」で運用され続けたが、コンビニエンス営業が終了となったことから冷蔵ケースや商品陳列棚を撤去し清涼飲料水の自動販売機を設置。2010年の運用終了後は2012年までに廃車となった。
※この「モハ489形」の解説は、「国鉄485系電車」の解説の一部です。
「モハ489形」を含む「国鉄485系電車」の記事については、「国鉄485系電車」の概要を参照ください。
- モハ489形のページへのリンク