モハ5100形・クハ5200形・サハ3000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 15:46 UTC 版)
「福島交通デハ5000形電車 (初代)」の記事における「モハ5100形・クハ5200形・サハ3000形」の解説
沿線に団地が造成されたことに伴うラッシュ時の増発等通勤輸送対策用に1966年(昭和41年)に制御電動車モハ5114と制御車クハ5215から成る2両編成1本とモハ1200形増結用付随車のサハ3016・サハ3017の2両が増備された。 モハ5100形・クハ5200形は車体デザインや機器類は基本的にデハ5000形と同様の物を採用しており、デハ5000形とは併結運転が可能であった。ただし車体はデハ5000形が採用していた連接構造は取りやめて全長18,700mmに大型化され、側面客用扉は3ヶ所とされた。運転台はデハ5000形と同じく中央配置かつ開放式であった。主電動機はNE-75Aをモハ5114の台車に2基ずつ計4基を搭載する。歯車比は67:15で主電動機の出力75kWとともにデハ5000形と同じである。台車は車体支持方式にインダイレクトマウント式、軸箱支持装置はペデスタル式、枕ばねにはコイルばね(オイルダンパ付き)を採用したNA-19(電動車)、NA-19T(付随車)が採用された。 サハ3000形はモハ5100形・クハ5200形と同様の規格の車体を採用した18m級3扉車であり、妻面には貫通幌・貫通扉付きの貫通路を設けたが、これらの装備は連結相手のモハ1200形に合わせて通常は使用せず締め切り扱いとされた。台車はクハ5215と同じNA-19Tである。
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