モザイク (遊佐未森のアルバム)
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『モザイク』 | ||||
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遊佐未森 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック、J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | エピックソニー | |||
プロデュース | 遊佐未森、福岡知彦 | |||
チャート最高順位 | ||||
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遊佐未森 アルバム 年表 | ||||
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『モザイク』収録のシングル | ||||
『モザイク』は遊佐未森の5枚目のオリジナルアルバム。前作からちょうど1年後の1991年9月21日にエピックソニー から発売された。サウンドプロデュースは中原信雄。
概要
遊佐未森が初のセルフプロデュースをしたが、デビュー当初から遊佐のブレーン的存在であった外間隆史がこのアルバムからは外れ、一曲の作曲のみにとどまっている。ジャケットデザインは従来のものを引き継ぎ、歌詞カードには歌詞のほかに遊佐未森のミニ写真集が収録されているが、外間隆史による童話はなくなり、遊佐自身のエッセイ(散文詩ともとれる)が1ページのみ掲載されている。初回限定版はデジパック仕様。
アルバム後半は、遊佐自身の作詞作曲による30分にもおよぶ組曲『Language of Flowers』が収録されている。各曲が各季節をイメージしており、その季節の花の名前とその花言葉を曲名にしている。なおこの組曲を元に竹富島でロケを行い「Rondo Piccollo」としてビデオが作られた。
遊佐未森はこのアルバムの制作について「今回はいつもの外間(隆史)さんに代わって中原(信雄)さんが中心にアレンジをしてくださって。そこにアコーディオンの小林(靖宏)さんとギターの佐橋(佳幸)さんが加わって……。それがすごく新鮮だったの。それぞれの性格も出るしね。佐橋さんはすごく細やかな感じで譜面もキチンと書いてね。小林さんは、本当にオーケストラみたいな感じで、一発でワッと録っちゃうみたいなね。それで中原さんはね(笑)譜面を書かないの。」[1]と語っている。
映画『アルスラーン戦記』のテーマ曲となった『靴跡の花』が1991年7月18日に先行シングルとして発売され、アニメ『横山光輝 三国志』のエンディングテーマ曲として採用された『空』が1991年10月10日にシングルカットされている。
1992年11月21日にはミニディスクとして発売(ESYB7013)。2ndアルバム『空耳の丘』以来、CD以外のメディアとなった。
2006年12月13日にSony Music Directより再発売された。(当初はリマスター版として発売を予定していたが、オリジナル音源での発売に変更になった)
収録曲
- シリウス(作詞:遊佐未森、井上妙 作曲:中原信雄 編曲:中原信雄)
- Will(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- 「空」のカップリング曲。
- 「この曲を書いて、詞を工藤さんにお願いするときに“もう、好きで好きでしょうがないんです”って歌詞にしてくださいってお願いしたんです。あと、サビのところのメロディーが気に入ってて、そのフレーズでガンッってきてほしいって」[2](遊佐未森)
- 空(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- 「本当はね、これ、あるアイドルの女の子に書いた曲だったの。結局使われなかったんだけど「僕の森」みたいな曲をって依頼されてね。彼女にとって10代最後のシングルだということで」[3](遊佐未森)
- 靴跡の花(作詞:工藤順子 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- だいじょうぶ(作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- 「靴跡の花」のカップリング曲。
- きみのなかに(作詞:井上妙 作曲:外間隆史 編曲:中原信雄)
- i プロローグ(作曲:coba 編曲:coba)
- ii フリージア[無邪気](作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:coba)
- iii すみれ[田舎の幸福](作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- iv つゆくさ[小夜曲](作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:佐橋佳幸)
- v われもこう[変化](作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- vi ポインセチア[祝福](作詞:遊佐未森 作曲:遊佐未森 編曲:中原信雄)
- 7曲目の『i プロローグ』以降が組曲『Language of Flowers』
主な参加ミュージシャン
- 青山純(Ds)
- 佐橋佳幸(G)
- 鶴来正基(Key)
- 梅崎俊春(Programming)
- 中原信雄(B, Key)
- 古賀森男(G)
- 小倉博和(G, Bouzouki)
- coba(Accordion)
- 仙波清彦(Perc)
- バカボン鈴木(B)
- 渡辺等(B, mandlin)
- 生垣淑子(P)
- 大畠條亮(Fagotto)
- 甲藤さち(Flute, Piccolo)
- 山根公男(Clarinet)
- 吉田将(Fagotto)
- 金子飛鳥(Violin)
- 立花まゆみ(Cello)
- 吉田将(Fagotto)
- 伊丹雅博(A.Guitar)
- 越智義朗(Perc)
- 越智義久(Perc)
- 梯郁夫(Perc)
- 篠崎隆(Oboe)
脚注
出典
- ^ 『ギターブックGB(1991年9月号)』ソニー・マガジンズ、121頁。
- ^ 『ギターブックGB(1991年11月号)』ソニー・マガジンズ、124頁。
- ^ 『ギターブックGB(1991年11月号)』ソニー・マガジンズ、124頁。
関連項目
「モザイク (遊佐未森のアルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- 高度の変化がその山地のモザイク状の植生を作り出している。
- モザイクを消す
- モザイク細工.
- モザイク模様の歩道.
- モザイク模様の床.
- いろどり豊かな小さなガラスまたはモザイクではめ合わせた石で飾られている
- モザイクで飾ること
- トルコの侵略の間のイタリアモザイクの破壊
- 風景は平野と森林地域の途切れ途切れのモザイクだった
- タバコモザイク病を引き起こす広く研究された植物ウイルス
- 電子ビームによりスキャンされる画像を観光性のモザイクに集中させるレンズ・システムからなるテレビ装置
- モザイクを作る際に使用される石かガラスの小さい正方形のタイル
- モザイク模様に似た模様
- 都市のモザイク文化は、芸術の大きな多様性に起こる
- 広範囲の植物(トマト、ジャガイモ、エンドウマメ)に見られる病気で、トマトモザイク病とジャガイモモザイク病の混合感染症
- コンピューターにおいて,アルファモザイクという表現方法
- モザイクガラスという装飾ガラス
- モザイク用のタイル
- キュウリモザイク病を起こすウイルス
- モザイク遺伝という遺伝現象
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