ミッキーのフォーリーズとは? わかりやすく解説

ミッキーのフォーリーズ

(ミニーのユー・フー! から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 22:16 UTC 版)

ミッキーのフォーリーズ
Mickey's Follies
監督 ウィルフレッド・ジャクソン
脚本 ウォルト・ディズニー
製作 ウォルト・ディズニー
出演者 ウォルト・ディズニー
音楽 カール・スターリング
配給 セレブリティ・プロダクション
公開 1929年8月28日
上映時間 約6分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 カーニバル・キッド
次作 ミッキーの汽車旅行
テンプレートを表示

ミッキーのフォーリーズ』(原題:Mickey's Follies)は、ウォルト・ディズニー・プロダクション(現:ウォルト・ディズニー・カンパニー)が制作したアニメーション映画である。公開は1929年8月28日[1]ミッキーマウスの短編映画シリーズの一作品。

のちにディズニーで多数のアニメーションを監督することになるウィルフレッド・ジャクソンの初監督作品である[2]

作品内容

ミッキーと仲間たちが牧場でミュージカルレビュー(フォーリーズ)を開催する。ミッキー達の音楽演奏で幕を開けるレビューでは、5匹のダチョウによるダンス、2羽のニワトリによるアパッチダンス、ブタのパトリシア・ピグによるオペラ独唱がとり行われる。レビューの最後には、ミッキーがニワトリ小屋で動物たちに絡まれながらもガールフレンドのミニーへの思いを綴る歌を歌い、レビューは幕を下ろす。

ミニーのユー・フー!

作品後半でミッキーが披露する歌「ミニーのユー・フー!」または「ミニーのヨー・ホー」 (Minnie's Yoo Hoo) は、ディズニーの短編映画中で使われた曲でも初めて明確な歌詞が付けられたものであり、ディズニーのアニメーション作品で使われた曲の中で楽譜として発売されたオリジナル曲の第一号である[3]。翌1930年には本作のアニメーションを加工してこの曲に特化したミュージックビデオも作られ、当時アメリカの各地で開催されたミッキーマウス・クラブにて映画上映と同時に流された[4]

そのような経緯もあってこの曲はミッキーマウスのテーマ曲としての立場を担うこととなり、1930年代前半の多くの短編映画でのタイトルカードでこの曲が使用された。1950年代に新たなテーマ曲となる「ミッキーマウス・クラブ・マーチ」が作曲されたため、この曲のテーマ曲としての役目は終わったが、その後も数々の音楽アルバムに収録されたり、世界各地のディズニーパークでのアトラクション用に使われたり、1974年にNETテレビ(現・テレビ朝日)が放送していた『ディズニーぱれーど』のオープニングテーマに日本語歌詞を付けた上で使われたりと多くの人々に親しまれている。

スタッフ

登場キャラクター

日本での公開

収録

脚注

  1. ^ Yutao's Disney Animation Archive
  2. ^ デイヴ・スミス『Disney A to Z オフィシャル百科事典』、2008年 ISBN 978-4835616919 p.305.
  3. ^ デイヴ・スミス、スティーヴン・クラーク、唐沢則幸(訳)『ディズニークロニクル1901-2001 DISNEY The FIRST 100 YEARS』講談社、2001年、37-38頁。ISBN 4-06-210722-8
  4. ^ DVD『ミッキーマウス/B&Wエピソード Vol.1 限定保存版』Disc1 ボーナス・コンテンツの映像より。
  5. ^ a b c d e BCDBでの作品解説ページより。
  6. ^ a b c d e IMDbでの作品解説ページより。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミッキーのフォーリーズ」の関連用語

ミッキーのフォーリーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミッキーのフォーリーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミッキーのフォーリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS