ミニーマウスとは? わかりやすく解説

ミニーマウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 03:19 UTC 版)

ミニーマウス
Minnie Mouse
初登場 プレーン・クレイジー(初制作)
蒸気船ウィリー(初公開)
作者 アブ・アイワークス
原語版声優 ウォルト・ディズニー(初代)
マーセリット・ガーナー(2代目)
テルマ・ボードマン(3代目)
ルース・クリフォード(4代目)
ルシー・テイラー(5代目)
ケイトリン・ロブロック(現在)
日本語版声優 BVHE
水谷優子(1989年 - 2016年)→遠藤綾(2016年 - 現在)
詳細情報
種族 ハツカネズミ
性別
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ミニーマウス (Minnie Mouse) は、ミッキーマウスの“永遠のガールフレンド”として登場するディズニーアニメーションキャラクター。頭にはチャームポイントともいえる大きなリボン、それとコーディネートされたワンピースドレスを着用し、白いドロワーズと大きめの靴を履いているスタイルが定番。デビューから暫くはスカート姿に一輪のを挿した帽子を被って登場することが多かった。

概要

1928年11月18日公開の『蒸気船ウィリー』でスクリーンデビュー。しかし厳密には同年5月15日に試写されたサイレント映画『プレーン・クレイジー』他で既にミッキーと共演している。『プレーン・クレイジー』を含むデビュー前の2作は『蒸気船ウィリー』公開後にトーキーで公開されている。

ミニーを主人公にしたアニメシリーズは少ないが、70を超える作品にミッキーやプルートなどのキャラクターと共に出演している。

また、1929年8月28日公開の『ミッキーのフォーリーズ』にて披露されたミニーのテーマソング「ミニーのユー・フー!」はディズニーの短編映画中で使われた曲でも初めて明確な歌詞が付けられたものであり、世界初のアニメソングとされている[1]

声優

英語版声優
作品 声優
蒸気船ウィリー』〜『プレーン・クレイジー』(1928年 - 1929年 ウォルト・ディズニー
バーン・ダンス』〜『ミッキーの一難去ってまた一難』(1929年 - 1939年
ミッキーのミニー救出大作戦[注 1](2013年)
マーセリット・ガーナー
ミッキーのつむじ風』〜『ミッキーの青春手帳』(1941年 テルマ・ボードマン
ミッキーの誕生日』〜『プルートのクリスマス・ツリー
1942年 - 1952年
ルース・クリフォード
D-TV』〜『ミッキーマウス ミックス・アドベンチャー』(1987年 - 2020年 ルシー・テイラー
『ミッキーマウス ミックス・アドベンチャー』〜(2020年 - 現在) ケイトリン・ロブロック
日本語吹き替え声優

性格

誰よりもミッキーを大切に思っている女の子で他の誰かが自分にアプローチしても「ミッキーが好きなの」と言ってきっぱり断るほど。おしゃれが大好きで感受性も豊か、歌やダンスも得意である。親切で思いやりもあるので友達も多い人気者である。時に気が強い場面もある(『プレーン・クレイジー』は無理矢理キスをしてきたミッキーに平手打ちしている)。一番の親友はドナルドダックの恋人のデイジーダックで一緒にショッピングに出かけたりして遊んでいる(別の友達はグーフィーチップ&デールクララベル・カウホーレス・ホースカラークララ・クラックプルート)。幼なじみのモーティマー・マウスはミニーのことが好きでミッキーの恋のライバル。

口癖
Why, hello!」、「Yoo-hoo!」、「Oh, Mickey!」、「Aren't you sweet?
趣味
お菓子作り・ショッピング・音楽・ダンス・ガーデニング。

家族

孤児であり、出演した作品に両親や兄弟・姉妹(ミッキーには母親・兄姉がいる)が登場するシーンはないが、コミック・ストリップには、おじにモーティマー・マウス(幼なじみと同名のキャラクター)、双子の姪のミリーとメロディが登場している。

ミリーとメロディは両者とも小さなミニーのような見た目であるが、ミッキーの甥のモーティーとフェルディーと同様、身に着けているものの色以外は全く同じに描かれている。ミリーはリボンや服が水色で、メロディはそれがピンク色であるが、それ以外では見た目では全く区別がつかない。

ミニーの正確な誕生日は明らかにされていない(ミッキーは公式に誕生日が設定されている)。しかし、ディズニー・チャンネルでは、ミニーの誕生日を11月18日として、特集番組を放送している。

ペット

フィフィという名の飼い犬がいる。フィフィとミッキーの飼い犬プルートとの間には、5匹の子犬がいる。またミニーがプルートを飼ったこともある。

フィガロという名の飼い猫がいる。このフィガロは元は『ピノキオ』にてゼペットの飼い猫として登場していたキャラクターである。フィガロは『フィガロの短編映画シリーズ』としてスピンオフ作品が制作されている。

名前について

1942年1月19日から同年5月2日まで出版されていた漫画雑誌『The Gleam』の中の作品にはミネルヴァ・マウス (Minerva Mouse) として名前が紹介されている。これをもって、「ミニーマウスの本名はミネルヴァ・マウス(ミニーはミネルヴァの愛称)」とする説もあるが、公式には『ミニーマウス』という名前のみが登録されている。

その他

脚注

注釈

  1. ^ アーカイブから音声を抽出し使用したライブラリー出演
  2. ^ なお、ミニーは2019年に行われたディズニー・クルーズ・ラインのイベントで船長を務めた際もズボンを履いている。
  3. ^ 戦時加算を含む。

出典

  1. ^ Tin Pan Alley, David A. JasenGoogle ブックス[要ページ番号]
  2. ^ 「12月新譜邦楽レコード」『Music monthly』12月号、月刊ミュジック社、1963年12月、107頁。 
  3. ^ 今日は何の日? 3月2日の記念日一覧。”. 2017年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月13日閲覧。
  4. ^ ミニーマウスがパンツスーツ姿に、シンボルの赤いドレスから着替え”. CNN.co.jp (2022年1月28日). 2022年1月30日閲覧。
  5. ^ “ミニーマウスがパンツスーツ姿に、3月お披露目へ ディズニーランド・パリ30周年”. BBCNEWS JAPAN. (2022年1月29日). https://www.bbc.com/japanese/60179184 2022年1月30日閲覧。 
  6. ^ ミニーマウス、初のパンツスーツ 英デザイナーに賛否”. 時事通信 (2022年1月29日). 2022年1月30日閲覧。
  7. ^ 福井健策 (2022年9月27日). “著作権が切れるミッキー、怖すぎるプー”. 日経クロストレンド. 2023年12月17日閲覧。
  8. ^ ANDREW DALTON (2023年12月15日). “Mickey Mouse will soon belong to you and me — with some caveats”. AP通信. 2023年12月17日閲覧。
  9. ^ 福井健策 (2019年10月15日). “ミッキーマウスの著作権が2023年終了 喜べない日本の複雑な事情”. 日経クロストレンド. 2023年12月17日閲覧。

外部リンク


ミニーマウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:10 UTC 版)

ミッキーマウス クラブハウス」の記事における「ミニーマウス」の解説

ミッキーガールフレンド料理栽培趣味

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「ミニーマウス」を含む「ミッキーマウス クラブハウス」の記事については、「ミッキーマウス クラブハウス」の概要を参照ください。

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