トゥイードルダムとトゥイードルディー
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「トゥイードルダムとトゥイードルディー」(Tweedledum and Tweedledee)は、マザー・グースの一つとしても知られているイギリスの童謡。この歌は遅くとも19世紀のはじめには存在していたことが確認されているが、ルイス・キャロルが『鏡の国のアリス』(1871年)の中で使用したことによって広く知られるようになった[1][2]。兄弟らしき二人の人物がおもちゃのがらがらをめぐって争うという滑稽な内容の短い歌で、今日でも「トゥイードルダムとトゥイードルディー」は互いに相争いながらも実際にはよく似ている二人の人物を指す言葉として用いられている[2][3]。
- ^ a b c 平 & 定松 (1994, pp. 116 f)
- ^ a b c d 藤野 & 夏目 (2004, pp. 37–39)
- ^ a b キャロル, ガードナー & 高山 (1980, p. 70)
- ^ Byrom(1894-1895)
- ^ 宝島社 (2012, p. 13)
- ^ ハンチャー & 石毛 (1997, pp. 3–6)
- ^ キャロル, ガードナー & 高山 (1994, pp. 100 f)
- ^ Joyce (1975, pp. 281–284)
- ^ “Nader assails major parties: scoffs at charge he drains liberal vote”. CBS News (Associated Press). (2000年4月6日). オリジナルの2002年4月10日時点におけるアーカイブ。 2008年9月14日閲覧. "There is a difference between Tweedledum and Tweedledee, but not that much."
- ^ “夏目 康子”. researchmap. 科学技術振興機構 (JST). 2020年6月19日閲覧。
- 1 トゥイードルダムとトゥイードルディーとは
- 2 トゥイードルダムとトゥイードルディーの概要
- 3 アリス映画での扱い
- 4 脚注
トゥイードルダムとトゥイードルディー(Tweedledum and Tweedledee)
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「ふしぎの国のアリス」の記事における「トゥイードルダムとトゥイードルディー(Tweedledum and Tweedledee)」の解説
二人の違いは襟の刺繍部分の名前。アリスに無理やりセイウチと大工の話をする。
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トゥイードルダムとトゥイードルディー
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「鏡の国のアリスのキャラクター」の記事における「トゥイードルダムとトゥイードルディー」の解説
詳細は「トゥイードルダムとトゥイードルディー」を参照 そこに入ると物の名前を忘れてしまう「名無しの森」を通過したアリスは、第4章でトゥイードルダムとドゥイードルディに会う。彼らは互いに見分けが付かないほどそっくりな双子であり(アリスは「ダム」「ディー」と書かれた襟元の刺繍で区別できることに気づく)、アリスは彼らに森を抜ける道を聞こうとするがなかなかはかばかしい答えが得られず、なんとなく3人で踊りはじめてしまったり、「セイウチと大工」という長々しい詩を聞かされたりした後、眠っている赤の王様のもとに案内されて、アリスはこの王様が見ている夢の中の人物に過ぎないのだと聞かされる。そしてアリスが立ち去ろうとすると、彼らは新しいがらがらを一方が壊してしまったことで決闘の準備をはじめるが、そこに巨大な鴉がやってきたことで、決闘を忘れて逃げ出してしまう。 「トゥイードルダムとトゥイードルディ」は、1805年まで文献をさかのぼることができるマザーグースであり、物語中の決闘の出来事も、作中でも引用される以下の詩の内容にそのまま沿ったものである。 トゥイードルダムとトゥイードルディ決闘をすることになったトゥイードルダムが言うことには、トゥイードルディが彼の素敵な新品のがらがらを壊した ちょうどそのとき、巨大な鴉が飛んできたその黒いことといったら まるでタールの樽のようだった二人の英雄はおそれをなして 決闘のことはまったく忘れてしまった 「トゥイードル」は音楽用語ではバイオリンを意味し、「ダム」は低音、「ディー」は高音を表す。この詩はキャロルが引用したことで広く知られるようになった。「トゥイードルダムとトゥイードルディー」は、今日でも五十歩百歩の二人の人物を表現する言葉として用いられている。 ジョン・テニエルの挿絵では、腹の突き出たずんぐりむっくりの二人の小男として描かれており、当時スケルトンスーツと呼ばれていた男子小学生用の服を着せられている。なおテニエルの挿絵に描かれている「がらがら」は今日よく知られている円筒形のものではなく、土佐の鳴子に似た、柄ついた木片をカタカタと鳴らす形のものである。
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