トゥイードルダムとトゥイードルディーとは? わかりやすく解説

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トゥイードルダムとトゥイードルディー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 15:06 UTC 版)

トゥイードルダムとトゥイードルディー」(Tweedledum and Tweedledee)は、マザー・グースの一つとしても知られているイギリス童謡。この歌は遅くとも19世紀のはじめには存在していたことが確認されているが、ルイス・キャロルが『鏡の国のアリス』(1871年)の中で使用したことによって広く知られるようになった[1][2]。兄弟らしき二人の人物がおもちゃのがらがらをめぐって争うという滑稽な内容の短い歌で、今日でも「トゥイードルダムとトゥイードルディー」は互いに相争いながらも実際にはよく似ている二人の人物を指す言葉として用いられている[2][3]


  1. ^ a b c 平 & 定松 (1994, pp. 116 f)
  2. ^ a b c d 藤野 & 夏目 (2004, pp. 37–39)
  3. ^ a b キャロル, ガードナー & 高山 (1980, p. 70)
  4. ^ Byrom(1894-1895)
  5. ^ 宝島社 (2012, p. 13)
  6. ^ ハンチャー & 石毛 (1997, pp. 3–6)
  7. ^ キャロル, ガードナー & 高山 (1994, pp. 100 f)
  8. ^ Joyce (1975, pp. 281–284)
  9. ^ “Nader assails major parties: scoffs at charge he drains liberal vote”. CBS News (Associated Press). (2000年4月6日). オリジナルの2002年4月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20020410071752/http://www.cbsnews.com/stories/2000/04/06/politics/main180811.shtml 2008年9月14日閲覧. "There is a difference between Tweedledum and Tweedledee, but not that much." 
  10. ^ 夏目 康子”. researchmap. 科学技術振興機構 (JST). 2020年6月19日閲覧。


「トゥイードルダムとトゥイードルディー」の続きの解説一覧

トゥイードルダムとトゥイードルディー(Tweedledum and Tweedledee)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 13:57 UTC 版)

ふしぎの国のアリス」の記事における「トゥイードルダムとトゥイードルディー(Tweedledum and Tweedledee)」の解説

二人違いは襟の刺繍部分の名前。アリス無理やりセイウチ大工の話をする。

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トゥイードルダムとトゥイードルディー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 16:57 UTC 版)

鏡の国のアリスのキャラクター」の記事における「トゥイードルダムとトゥイードルディー」の解説

詳細は「トゥイードルダムとトゥイードルディー」を参照 そこに入ると物の名前を忘れてしまう「名無しの森」を通過したアリスは、第4章でトゥイードルダムとドゥイードルディに会う。彼らは互いに見分け付かないほどそっくりな双子であり(アリスは「ダム」「ディーと書かれた襟元刺繍区別できることに気づく)、アリスは彼らに抜ける道を聞こうとするがなかなかはかばかしい答え得られず、なんとなく3人で踊りはじめてしまったり、「セイウチ大工」という長々しい詩を聞かされたりした後、眠っている赤の王様のもとに案内されて、アリスはこの王様見ている夢の中の人物に過ぎないのだと聞かされる。そしてアリス立ち去ろうとすると、彼らは新しがらがら一方壊してしまったことで決闘準備をはじめるが、そこに巨大ながやってきたことで、決闘忘れて逃げ出してしまう。 「トゥイードルダムとトゥイードルディ」は、1805年まで文献さかのぼることができるマザーグースであり、物語中の決闘出来事も、作中でも引用される以下の詩の内容そのまま沿ったのである。 トゥイードルダムとトゥイードルディ決闘をすることになったトゥイードルダムが言うことには、トゥイードルディが彼の素敵な新品がらがら壊した ちょうどそのとき巨大な飛んできたその黒いことといったら まるでタールのようだった二人英雄はおそれをなして 決闘のことはまった忘れてしまった 「トゥイードル」は音楽用語ではバイオリン意味し、「ダム」は低音、「ディー」は高音を表す。この詩はキャロル引用したことで広く知られるようになった。「トゥイードルダムとトゥイードルディー」は、今日でも五十歩百歩二人人物表現する言葉として用いられている。 ジョン・テニエル挿絵では、腹の突き出たずんぐりむっくり二人小男として描かれており、当時スケルトンスーツと呼ばれていた男子小学生用の服を着せられている。なおテニエル挿絵描かれている「がらがら」は今日よく知られている円筒形のものではなく土佐鳴子似た、柄ついた木片カタカタと鳴らす形のものである

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