ディズニーパーク
ウォルト・ディズニー・カンパニーが運営する、ディズニー映画やディズニーキャラクターをモチーフとしたテーマパークを指す名称。東京ディズニーリゾートには「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」の2つのディズニーパークがある。
ディズニーパーク
ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ
(ディズニーパーク から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/10 06:56 UTC 版)
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種類
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事業部門 |
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| 業種 | エンターテイメント |
| 設立 | 1971年4月1日 |
| 本社 | |
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拠点数
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6 |
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事業地域
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主要人物
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トーマス・マズルーム(会長) |
| サービス | テーマパーク、クルーズ、旅行、エンターテインメント、マネジメント、レジャー |
| 所有者 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
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従業員数
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185,000人 |
| 親会社 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
| 部門 | ディズニーランド・リゾート ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート ディズニーランド・パリ 香港ディズニーランド・リゾート アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイ 上海ディズニーリゾート ディズニーパーク・インターナショナル |
| 子会社 | ディズニー・クエスト ディズニー・クルーズ・ライン ディズニー・バケーション・クラブ ウォルト・ディズニー・イマジニアリング ウォルト・ディズニー・クリエイティブ・エンターテインメント ウォルト・ディズニー・アトラクションズ ユーロ・ディズニーS.C.A. ディズニー・インタラクティブ 香港インターナショナルテーマパーク(47%) ディズニー・リージョナル・エンターテイメント ディズニー・コンシュマー・プロダクツ ディズニーランド・インターナショナル ウォルト・ディズニー・ワールド・カンパニー ウォルト・ディズニー・トラベル・カンパニー 上海シェンディ・グループ(43%) フォックス・ネクスト ザ・マペッツ・スタジオ ディズニー・パブリッシング・ワールドワイド |
| ウェブサイト | 公式ウェブサイト |
ディズニー・エクスペリエンス(Disney Experiences)は、ウォルト・ディズニー・カンパニーにある3つの主要な事業部門の1つである。同社の「ディズニーパーク」およびリゾート事業の企画、開発、マネジメント、レジャー事業を行う関連子会社の統括を担当する。
ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ事業部門は、1971年フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドにマジック・キングダムがオープンした際にウォルト・ディズニー・アトラクションズ事業部[1]として発足した。
2018年3月にはウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツがディズニー・コンシュマー・プロダクツと統合[2]し、ディズニー・パークス・エクスペリエンス・コンシューマー・プロダクツ[3]へ改称。その後、2019年1月にディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ[2]、2023年11月にはディズニー・エクペリエンスと改称した。
歴史
- 1952年 - ウォルト・ディズニー・イマジニアリングとして設立。
- 1955年7月17日 - カリフォルニア州、アナハイムにディズニーランドが開園された。
- 1957年4月30日 - 日本の三越日本橋本店の屋上に楽しいこどもの国 ディズニーランド[4]がウォルト・ディズニー・カンパニーと正式に契約が結ばれ、期間限定でオープン。
- 1971年10月1日 - ロイ・O・ディズニーによるマジック・キングダムとその全体のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが正式にオープンとなる。
- 1976年6月20日 - ディズニーウォーターパーク(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)であるディズニー・リバー・カントリーがオープン。
- 1982年10月1日 - ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内に2番目となるエプコット・センターのオープン。
- 1983年4月15日 - 京成グループのオリエンタルランドとのライセンス契約[5][6]によりアメリカ国外初の日本の千葉県浦安市舞浜に東京ディズニーランドがオープン。
- 1989年5月1日 - ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの3番目のテーマパークであるディズニー・ハリウッド・スタジオがオープンする。
- 6月1日 - ディズニーウォーターパークであるディズニー・タイフーン・ラグーンがオープン。
- 1992年4月12日 - フランスのマルヌ=ラ=ヴァレにディズニーランド・パークとリゾート全体でユーロ・ディズニーリゾートいう名前でオープンする。
- 1995年 - ユーロー・ディズニーリゾートがディズニーランド・パリに名称変更する。
- 4月1日 - ディズニーウォーターパークである、ディズニー・ブリザード・ビーチが、オープン。
- 11月28日 - ウォルト・ディズニー・ワールド・スピードウェイがオープン。
- 1998年4月22日 - ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに4つ目のテーマパークであるディズニー・アニマル・キングダムがオープン。
- 7月30日 - ディズニー・マジックが出航。
- 1999年8月 - ディズニー・ワンダーが出航。
- 2001年2月8日 - テーマパークからテーマリゾートへとなりディズニーランド・リゾートと公式から呼ばれるようになる。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーとダウンタウン・ディズニーがオープン。
- 2001年 - 2001年より東京ディズニーリゾートと公式で呼ばれるようになる。
- 7月27日 - 舞浜リゾートラインによるディズニーリゾートラインが運行開始。
- 9月4日 - 東京ディズニーシーがオープン。
- 11月2日 - ディズニー・リバー・カントリーを閉鎖。
- 2002年3月16日 - ディズニーランド・パリにウォルト・ディズニー・スタジオ・パークがオープン。
- 2005年5月 - アドベンチャーズ・バイ・ディズニーがサービス開始。
- 9月12日 - 香港ディズニーランド・リゾートとテーマパークの香港ディズニーランドがオープン[7]。
- 2007年10月23日 - アメリカ合衆国連邦政府とウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾーツが外国人向けにアメリカ合衆国への渡航誘致を目的としたプロモーションビデオを製作した[8][9]。
- 2011年1月26日 - ディズニー・ドリームが出航。
- 8月29日 - アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイがオープン。
- 2012年 - ディズニー・ファンタジーが出航。
- 2015年8月9日 - ウォルト・ディズニー・ワールド・スピードウェイが閉鎖。
- 2016年6月16日 - 上海ディズニーリゾートと世界最大の面積のテーマパーク、上海ディズニーランドが開業[10]。
- 2017年9月30日 - ディズニーランド・パリは、ウォルト・ディズニー・カンパニーが正式に100%所有するようになった。
- 2020年 - 1月25日に上海[11]、26日に香港[12]、2月29日に東京[13]3月14日にカリフォルニアとクルーズ[14][15]、3月16日にパリとフロリダ[16]の全パークは2019新型コロナウイルスの世界的流行により、閉鎖を決定[17]。
- 2025年5月7日 - ウォルト・ディズニー・カンパニーは、ミラル・グループとの提携とアブダビのディズニーリゾートの計画を発表した。
事業
テーマリゾート
アメリカ国内(カリフォルニア州、フロリダ州)の2つのディズニーパークおよびフランスのパリにあるパークはウォルト・ディズニー・カンパニー本社が直接所有し、香港、上海のパークは、ディズニー本社と現地政府などの合弁会社が所有する形式を取っている。いずれのパークもディズニー本社の4大事業部門の1つであるディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツが所管している。東京のパークのみライセンス契約である[18]。
ディズニーランド・リゾート
- ディズニーランド
- ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー
- ダウンタウン・ディズニー(商業施設)
- 3つのホテル
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
- マジック・キングダム
- エプコット
- ディズニー・ハリウッド・スタジオ
- ディズニー・アニマル・キングダム
- ディズニー・タイフーン・ラグーン(ウォーターパーク)
- ディズニー・ブリザード・ビーチ(ウォーターパーク)
- ディズニー・リバー・カントリー(ウォーターパーク、閉鎖)
- ESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス
- ウォルト・ディズニー・ワールド・スピードウェイ
- ディズニー・スプリングス
- ディズニー・ボードウォーク
- 25以上のホテル
東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートは、株式会社オリエンタルランドがディズニーからライセンスを受ける形で独立して所有・運営しており、ディズニーの資本は直接・間接とも入っていない。ディズニー・エクペリエンスは主にディズニーパークを中心とするリゾートの運営面での支援を所管している。(ライセンス管理はディズニー・エンタプライゼズ・インクが所管)
- 東京ディズニーランド
- 東京ディズニーシー
- 舞浜アンフィシアター
- イクスピアリ[注釈 1](商業施設)
- ボン・ヴォヤージュ(商業施設)
- 6つのホテル
ディズニーランド・パリ
ディズニーランド・パリはディズニー社の子会社であるユーロ・ディズニーS.A.S.による運営。
- ディズニーランド・パーク
- ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク
- ディズニー・ヴィレッジ(商業施設)
- 6つのホテル
香港ディズニーランド・リゾート
香港ディズニーランド・リゾートはディズニー社と香港インターナショナルテーマパークとの運営。
- 香港ディズニーランド
- インスピレーションレーク
- 2つのホテル
上海ディズニーリゾート
上海ディズニーリゾートディズニー社が所有、上海シェンディ・グループが運営している。
- 上海ディズニーランド
- ディズニータウン(商業施設)
- 2つのホテル
ディズニーランド・アブダビ
2025年5月、ディズニーはアラブ首長国連邦アブダビのヤス島でミラルグループと共にテーマパークとリゾートを開発すると発表した[19] 。東京ディズニーリゾートと同様に、このリゾートはウォルト・ディズニー・イマジニアリングが設計し、ミラルがウォルト・ディズニー・カンパニーのライセンスのもと所有・運営を行う。
テーマクルーズ
ディズニー・クルーズ・ライン
- ディズニー・マジック
- 1998年就航、83,338t、定員2,700名、乗員875名。
- ディズニー・ワンダー
- 1999年就航、85,000t、定員2,700名、乗員875名。
- ディズニー・ドリーム
- 2011年就航、129,690t、定員4,000名、乗員1,251名。
- ディズニー・ファンタジー
- 2012年就航、129,690t、定員4,000名、乗員1,251名。
- ディズニー・ウィッシュ
- 2022年就航、144,256t、定員4,000名、乗員1,254名。
- ディズニー・トレジャー
- 2024年就航、144,256t、定員4,100名、乗員1,250名。
- キャスタウェイ・ケイ、ライトハウス・ポイント
- ディズニー・クルーズ・ラインが立ち寄る、ウォルト・ディズニー・カンパニー所有のプライベートアイランド。
屋内型テーマパーク
ディズニー・クエスト
- ディズニー・クエスト・フロリダ(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート、2017年7月2日閉鎖)
- ディズニー・クエスト・シカゴ(2001年9月4日閉鎖)
- ディズニー・クエスト・フィラデルフィア(建設途中で中止)
- ディズニー・クエスト・アナハイム(ディズニーランド・リゾート)(計画段階で中止)
- ディズニー・クエスト・トロント(計画段階で中止)
その他の事業
その他の主な事業は以下の通り。
- ウォルト・ディズニー・イマジニアリング(The Walt Disney Imagineering)
- 各ディズニーパークのショーの企画やアトラクション設計や拡張計画の考案担当。
- ウォルト・ディズニー・クリエイティブ・エンターテインメント(Walt Disney Creative Entertainment)
- ウォルト・ディズニー・アトラクションズ(Walt Disney Attractions)
- ディズニー・インタラクティブ(Disney Interactive)
- ディズニー・インタラクティブ・スタジオを始めとする傘下を所有している。他にはウォルト・ディズニー・カンパニー日本法人のウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモやソフトバンクとの連携によって「ディズニー・モバイル」などを展開している(ソフトバンクは終了)。
- ディズニー・コンシュマー・プロダクツ(Disney Consumer Products)
- ESPNゾーン(ESPN Zone)
- ウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社であるディズニー・リージョナル・エンターテイメント(Disney Regional Entertainment)社によって運営されるスポーツをテーマにしたレストランチェーン。
- ワールド・オブ・ディズニー(World of Disney)
- ウォルト・ディズニー・カンパニーのパークス・アンド・リゾーツ事業部門が直接所有・管理する小売店舗チェーン。
- ディズニー・バケーション・クラブ(Disney Vacation Club)
- ウォルト・ディズニー・カンパニーの子会社であるディズニー・バケーション・クラブ社によって運営される会員制リゾートホテルグループ。
- アドベンチャーズ・バイ・ディズニー(Adventures by Disney)
- ウォルト・ディズニー・カンパニーのパークス・アンド・リゾーツ事業部門が直接所有・管理する旅行代理店事業。主にディズニーサイト(ディズニーリゾート等のディズニー関連施設)が存在しない地域向けに、ディズニーサイトへのパッケージツアーなどを取り扱う。
- アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ・コオリナ・ハワイ(Aulani Disney Resort& Spa Ko Olina Hawaii)
- ストーリーリビング・バイ・ディズニー(Storyliving by Disney)
- ディズニー・イマジニアリングを活用し、ディズニーのキャストメンバーがスタッフとして配置された、2022 年に開始されたマスタープランコミュニティ。
他社のテーマパークでのディズニー作品の展開
ユニバーサル・スタジオ
ディズニー社が2009年にマーベル・エンターテインメント[20][21][22]、2012年にルーカスフィルム[23][24][25]、2019年に20世紀スタジオ(21世紀フォックス)を買収[26][27][28][29]したことにより、いくつかのディズニーが所有する作品が競合のテーマパーク内に登場している。
ディズニーがマーベルの買収を発表した際、ディズニー社はマーベルが今まで結んでいた契約はこれからも続けると発表した。そしてその中には1994年にユニバーサル・テーマパークスの親会社のコムキャストとNBCユニバーサルと結んだ契約も含まれていた。これはユニバーサル・テーマ・パークス内でマーベル作品のキャラクターを登場させる際に、競合が同じキャラクターを使ってはいけないというものである。現在、アメリカ・フロリダ州のアイランズ・オブ・アドベンチャーでアベンジャーズ、Xメン、スパイダーマン、ファンタスティック・フォーが登場しており、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンではスパイダーマンのみ登場している。
そのためこの契約により、アメリカのミシシッピ川以東にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートと、日本にある東京ディズニーリゾートでは、スパイダーマンのみのキャラクターとその関連キャラクター(チーム・メンバー、脇役、悪役など)を登場させることは出来ない。
ディズニーランド・リゾートはミシシッピ川以西にあるため、全てのマーベル・キャラクターを登場させることが出来る。
フロリダと東京以外ではマーベル作品を扱うにあたって制限は設けられていない。香港ディズニーランドではシミュレーター・ライドのアイアンマン・エクスペリエンスが開業した事を皮切りに世界中でマーベルをテーマとしたアトラクションが造られている。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーではガーディアンズ・オブ・ギャラクシー - ミッション:ブレイクアウト!が開業し、上海ディズニーランドにもマーベル・ユニバースが開業、2021年にはアベンジャーズ・キャンパスが開園した[30][31]。現在、エプコットに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をテーマとしたアトラクション、東京ディズニーランドにマーベル原作の映画「ベイマックス」をテーマとしたアトラクションが開業した。
その他のテーマパーク
レゴランド・カリフォルニアとレゴランド・フロリダにはスター・ウォーズをテーマとした小さなエリアがあったが、2020年に共に閉鎖された。日本においてもUSJのシネマ 4D シアター内には現在も『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のポスターが存在する。また、USJにおいてスター・ウォーズに登場するストームトルーパーの模型がディズニーのルーカスフィルム買収後も数年間存在していた。
また、ユニバーサル・スタジオ・北京には2019年にディズニーに買収された20世紀フォックス(21世紀フォックス)の作品のアトラクションなどがある。
コンセプト
ディズニー・パークス(Disney Parks)は、ウォルト・ディズニーが掲げた「日常から切り離された架空の世界を冒険する」および「ファミリー・エンターテインメント」の理想を具現化するため、独自の設計思想と徹底した演出に基づいて構築されている。
パーク内では徹底した世界観の維持(ショー・クオリティ)が行われており、現実世界の概念を排除するための独自の呼称やルールが存在する。パーク内には「従業員」という概念が存在せず、全てのスタッフをキャスト(出演者)、来園者をゲスト(招待客)と呼称する。キャストは単なる作業員ではなく、各エリアの時代設定や作品の世界観に合わせたコスチューム(衣装)を着用し、特定の役を演じながら業務にあたっている。また、世界共通の行動基準としてファイブ・キー(5つの鍵)と呼ばれる「Safety(安全)」「Courtesy(礼儀正しさ)」「Inclusion(包括性)」「Show(ショー)」「Efficiency(効率)」が定められており、常にこの優先順位に基づいたゲスト対応が行われる。[32][33][34]
空間設計においては、ゲストを物語へ没入させるための視覚的・心理的な誘導技術が随所に盛り込まれている。シンデレラ城などの象徴的な建築物を視覚的な目印(ウィーン)として配置し、ゲストを自然に奥へと引き寄せる設計がなされている。構造面では、中央の広場(ハブ)から各テーマエリアへ放射状に道が伸びるハブ・アンド・スポーク方式を採用し、現在地の把握とスムーズな移動を可能にしている。さらに、建物の窓や装飾を上層階ほど小さく作る強化遠近法(強制透視図法)によって、実際よりも高さを強調し、壮大なスケール感を与える視覚効果を演出している。エントランスを映画の導入部と捉えるシネマティック・アプローチでは、BGMや空間の広がりによって、日常から物語の主役へと切り替わるプロセスを映画的に再現している。[35][36]
「夢の世界」の非日常性を維持するため、現実を感じさせる要素は徹底的に隠蔽・制御されている。パーク周囲は高い盛り土や樹木で覆い隠され、外部の住宅、ホテル、高速道路などの人工物が視界に入らないよう設計されている。食料の搬入やゴミの回収といった物流インフラは、地下通路(ユーティリティ・コリドール)やバックステージを通じて行われ、現実的な作業をゲストの目に触れさせない。また、エリアごとに最適化されたBGMや特定の香り、時代設定に合わせた時計のデザイン制限など、五感のすべてを通じて没入感を高めている。これらの要素は、完成後も最新技術や新たな物語を常に追加し続けるプラス・マニア(Plussing)という哲学に基づき、常に進化を続けている。[37][38]
20世紀フォックスのテーマパークと起訴
2019年3月、ウォルト・ディズニー・カンパニーは同業の大手ハリウッド映画会社の20世紀フォックスを買収[39]し、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下(子会社)の映画スタジオとなった。
ディズニーに買収される以前、20世紀フォックス(21世紀フォックス)はテーマパークを計画予定でマレーシアのクアラルンプールにリゾート・ワールド・ゲンティンの一部とドバイに「20世紀フォックス・ワールド」と呼ばれるディズニーランドのような大型テーマパークを建設[40][41]していた最中であった。テーマパーク内はアトラクションや外見、世界観のようなものなど約7割完成しており、まもなく開園であった時にディズニーに買収され、ディズニーは「20世紀フォックスのテーマパークは挫折の可能性」と発言したあと、20世紀フォックス・ワールドはカジノと隣接する計画のため、ファミリー向けのブランド戦略を取るウォルト・ディズニー・カンパニーが遅延を理由に同計画を無効にしようとしている、と非難[42]した。
その後、一方的にディズニーとフォックスから、中止を求めるよう指示され、11月26日にカリフォルニアの中央地区連邦地方裁判所に、投資額などに相当する10億ドル(約1140億円)の支払いを求め、フォックスとディズニーを訴えた[43]。
脚注
注釈
- ↑ イクスピアリはTDRの正式な構成施設であるが、オリエンタルランドが独自で企画した施設である。
出典
- ↑ “ウォルト・ディズニー・アトラクションズ、8月23日付の官報に吸収分割公告を掲載 | オタク産業通信”. otakuindustry.biz. 2019年12月20日閲覧。
- 1 2 “ディズニーが組織再編、幹部2人昇進-CEO後継者候補の道筋付ける”. Bloomberg.com. 2019年12月20日閲覧。
- ↑ “ジャムシティとディズニーが複数年のモバイルゲーム開発パートナーシップを発表”. Business Wire (2018年11月14日). 2019年6月8日閲覧。
- ↑ “誰が百貨店を殺すのか”. 日経ビジネス電子版. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “三井が三菱に一矢報いた「ディズニー誘致合戦」の大逆転劇”. マネーポストWEB (2020年1月4日). 2020年3月27日閲覧。
- ↑ “【ディズニー】オリエンタルランド、ライセンス契約2076年まで延長”. cinemacafe.net. 2020年3月27日閲覧。
- ↑ “香港ディズニーランド、開園以降で初の黒字達成”. WSJ Japan. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “ディズニー、米政府に協力し、アメリカの誘客プロモーションビデオを制作 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン”. www.travelvision.jp. 2020年4月4日閲覧。
- ↑ “米政府、外国観光客誘致でディズニーと提携” (英語). www.businesswire.com (2007年10月22日). 2020年4月4日閲覧。
- ↑ “上海ディズニー、入園1100万人 初年度目標1割上回る”. 日本経済新聞 (2017年6月16日). 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “新型コロナウイルスの感染が拡大 上海ディズニーランドが当面閉園”. ライブドアニュース. 2020年3月13日閲覧。
- ↑ “香港ディズニーランドは当面閉園 新型コロナウイルスの肺炎拡大を受け”. ライブドアニュース. 2020年3月13日閲覧。
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- ↑ “米ディズニー、加・フロリダ州・仏のテーマパーク閉鎖へ”. ロイター (2020年3月13日). 2020年3月13日閲覧。
- ↑ “米ディズニーが閉鎖 14日から3月末まで ホテルは16日まで営業” (jp). Mainichi Daily News. (2020年3月13日) 2020年3月13日閲覧。
{{cite news}}: CS1メンテナンス: 認識できない言語 (カテゴリ) - ↑ “米加州ディズニーも休園:時事ドットコム”. www.jiji.com. 2020年3月13日閲覧。
- ↑ “米ディズニー、10─12月の利益が予想上回る 独自の動画配信は好発進”. ロイター (2020年2月5日). 2020年4月4日閲覧。
- ↑ “東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイト”. www.tokyodisneyresort.jp. 2022年3月30日閲覧。
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- ↑ Keishitsuboi 2019年9月26日. “ディズニーのマーベル・スタジオ買収には反対の意見もあった「あまりにもエッジが効きすぎている」|CINEMATRONIX(シネマトロニクス)”. CINEMATRONIX(シネマトロニクス). 2020年4月4日閲覧。
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- ↑ “元キャストが明かすディズニー裏話。ゲストの皆さんに知って欲しいことも!” (2021年1月6日). 2026年4月9日閲覧。
- ↑ “行動規準「The Five Keys~5つの鍵~」(東京ディズニーリゾート)”. ゲストの安全・安心. 社会. 2026年4月10日閲覧。
- ↑ “A Place Where Everyone is Welcome: Cast Member Inclusivity” (2021年4月13日). 2026年4月10日閲覧。
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- ↑ Sorrento, Gabriella (2024年2月29日). “9 Little-Known Facts About the Disney Theme Parks, From a Former Imagineer”. Business Insider. 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月3日閲覧。
- ↑ “Construction Tour Reveals New Details About The Edison, Maria & Enzo's, and Enzo's Hideaway at Disney Springs”. Attractions Magazine (2017年12月14日). 2023年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月3日閲覧。
- ↑ Ha, Anthony (2019年3月21日). “ディズニーが21世紀フォックスの買収を完了”. TechCrunch Japan. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ RCInfo (2018年7月9日). “20世紀FOXのテーマパークがリゾートワールドに2018年末オープン予定ー20th Century FOX【マレーシア】”. Resort Casino Info.. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “世界各地で新テーマパーク、続々開園へ”. CNN.co.jp. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “マレーシアに建設予定「20世紀フォックス」テーマパーク頓挫か ディズニーの買収が影響!? : 映画ニュース”. 映画.com. 2019年12月16日閲覧。
- ↑ “巨大化する恐るべきディズニー帝国の野望 20世紀フォックス初のテーマパーク、マレーシア・ドバイで次々中止に | JBpress(Japan Business Press)”. JBpress(日本ビジネスプレス). 2019年12月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
ディズニーパーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 14:28 UTC 版)
「ディズニーランド・リゾート」の記事における「ディズニーパーク」の解説
詳細は「ディズニーパーク」を参照 ディズニーランド (Disneyland) - 1955年から現在まで、5億1500万人以上の入場客が訪れている、世界で初のディズニーパークであり、また初めて公式にテーマパークと分類された施設。 ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー (Disney California Adventure) - 2001年にオープンした、ディズニーランド・リゾートで2つ目のディズニーパーク。
※この「ディズニーパーク」の解説は、「ディズニーランド・リゾート」の解説の一部です。
「ディズニーパーク」を含む「ディズニーランド・リゾート」の記事については、「ディズニーランド・リゾート」の概要を参照ください。
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