マーシャルのKとは? わかりやすく解説

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マーシャル‐の‐ケー【マーシャルのk】


マーシャルのK(Marshallian k)

 一国経済活動表すGDP国内総生産)にとって、マネーサプライ通貨供給量)が適正水準にあるかどうか判断するための指標イギリスの経済学者であるアルフレッド・マーシャルAlfred Marshall)によって考案GDPを1としたときに、マネーサプライが何倍であるかを表す。したがって、マーシャルのKの値が大きいほど、世の中多くお金出回っていることを示す。

アルフレッド・マーシャル

(マーシャルのK から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 22:57 UTC 版)

アルフレッド・マーシャル英語: Alfred Marshall1842年7月26日 - 1924年7月13日)は、イギリス経済学者新古典派経済学を代表する研究者。ケンブリッジ大学教授を務め、ケインズピグーを育て、ケンブリッジ学派 (新古典派)を形成し、同大学の経済学科の独立にも尽力した。


注釈

  1. ^ この様な性格から、1890年代の大蔵大臣のための貿易政策に関するメモなど、マーシャルの著作には未完で終わったものが多い
  2. ^ 原題『産業と貿易:産業技術とビジネス機構、及び様々な階級と国民の状態に関するその影響』, "Industry and Trade : A Study of Industrial Technique and Business Organization, and their Influences on the Conditions of Various Classes and Nations"
  3. ^ 貨幣を回転させた、使った回数と考えても良い
  4. ^ 現代の労働者の賃金週21シリングでは小麦24ペックが購入できるが、これは中世から近代までの平均的労働者が購入できた小麦6ペックの4倍である。また、イギリスの所得はドイツの所得よりも多い。

出典

  1. ^ N.Kaldor, Limitations of the General Theory,1983,p1:根井雅弘「マーシャル 『原理』とケンブリッジ学派」経済学史学会年報29 巻 (1991) 29 号,p. 27-31.
  2. ^ a b 橘木 (2012)、71頁。
  3. ^ "The Pure Theory of Foreign Trade: The Pure Theory of Domestic Values"
  4. ^ 橘木 (2012)、73頁。
  5. ^ ドーンブッシュ、フィッシャー
  6. ^ a b c d 『マーシャル クールヘッド&ウォームハート』(2014)、p129-131
  7. ^ a b c d e 『マーシャル クールヘッド&ウォームハート』(2014)、p135-139
  8. ^ a b c d e f g 『マーシャル クールヘッド&ウォームハート』(2014)、p125-128
  9. ^ a b c d e 『マーシャル クールヘッド&ウォームハート』(2014)、p145-147
  10. ^ 『マーシャル クールヘッド&ウォームハート』(2014)、p149-155
  11. ^ a b c 待忍説』 - コトバンク
  12. ^ 中野剛志『国力論』以文社2008年、pp.143-149
  13. ^ 中野剛志『国力論』以文社2008年、pp.147-149
  14. ^ Marshall (1885), p. 57.
  15. ^ 日本経済新聞社編 『世界を変えた経済学の名著』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2013年、201頁。


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