マルレ
四式肉薄攻撃艇
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四式肉薄攻撃艇(よんしきにくはくこうげきてい)は、第二次世界大戦時に大日本帝国陸軍が開発・実戦投入した小型肉薄攻撃艇[1][2]。 秘匿呼称は連絡艇(れんらくてい)で[3]、頭文字をとって符号とし、〇の中に「レ」か「れ」を書いた㋹、マルレ艇の通称で広く知られる(戦史叢書では「マルレ」を用いる)[1]。改良型を㊁(〇の中に「ニ」か「に」と表記)とする[1]。軍需動員主務者の秘匿名称は「V1」[1]。 大日本帝国海軍が開発した特攻艇震洋は「マル四」と呼称されていたため[4]、大本営陸軍部・海軍部は四式肉薄攻撃艇/マルレ(陸軍)とマル四(海軍)をあわせて㊇と呼称した[2][5]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 戦史叢書81巻、72-73頁「肉薄攻撃艇」
- ^ a b 戦史叢書102巻、387頁「まるはち」
- ^ 戦史叢書102巻、394頁「連絡艇」
- ^ 戦史叢書102巻、357頁「震洋(まるよん艇)」
- ^ a b c d e f 戦史叢書81巻、131-132頁「捷号作戦準備の進捗状況/マル八運用に関する陸海軍中央協定の指示」
- ^ 松原茂生、遠藤昭『陸軍船舶戦争』星雲社、1996年、278,335-337頁。ISBN 4795246335。
- ^ 戦史叢書81巻、8頁「サイパン島守備部隊の玉砕」
- ^ 戦史叢書81巻、17頁「「あ」号作戦直後の作戦研究」
- ^ a b c 戦史叢書81巻、68-69頁「捷号作戦準備計画の考察」
- ^ 戦史叢書81巻、51-52頁「大本営陸海軍部の合同研究」
- ^ 戦史叢書81巻、72頁「特殊兵器の開発」
- ^ 保阪正康『「特攻」と日本人』(講談社現代新書、2005年) ISBN 4061497979 p167~p168より引用。
- ^ 特攻艇 命を問うた/ベニヤ製 覚悟が揺らいだ 『朝日新聞』朝刊(2017年8月12日)2017年8月14日閲覧
- ^ 戦史叢書81巻、113頁「海上挺進部隊の派遣」
- ^ 戦史叢書81巻、131-132頁「企図秘匿」
- ^ 戦史叢書81巻、154-156頁「海軍の作戦準備」
- ^ 戦史叢書102巻、276頁「昭和20年(1945年)1月9日」
- ^ a b c The Offiicial Chronology of the US Navy in World War II
- ^ “マルレ〜“特攻艇”隊員たちの戦争〜”. NHK (2021年8月9日). 2021年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月3日閲覧。
- 1 四式肉薄攻撃艇とは
- 2 四式肉薄攻撃艇の概要
- 3 マルレが登場する作品
「マルレ」の例文・使い方・用例・文例
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