ボーナスCDについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 18:00 UTC 版)
「DOUBLES BEST」の記事における「ボーナスCDについて」の解説
『musium』以降に発売されたシングル「ラストシーン」「ユリーカ」の2曲が収録されている(ともにシングルに収録されたものと同一音源)。 メンバーの2人はこのボーナスCDについて否定的な立場をとっていた。大きな理由として、上記2曲はリクエスト対象外であること、シングル音源は外部ミュージシャンが多数参加しているため、「ファンからのリクエストで選ばれた楽曲を、二人だけでリアレンジ・再録する」というアルバムのコンセプトが崩れてしまうことが挙げられている。しかし、上記2曲をたくさんの人に聴いてほしいという想いもあり、悩んだ末、ボーナスCDとして収録することになった。 その代わりとして、「ボーナスCDには『かっこいいジャケットなんてもの』を作らず、メンバーの想いをジャケットに綴ること」が条件として出された。よって、ボーナスCDのジャケットは、ボーナスディスク封入の経緯についてのメンバーの率直なメッセージが綴られたものになっている。 スキマスイッチのメッセージ全文。 「 まず始めに、なんというか、はっきり言ってしまうと、僕たちはこのCDを同封したくなかった。でもこう言い切ってしまうとものすごく乱暴に聞こえるだろう。それを今から長々と説明していこうと思う。どうか面倒くさがらずに少々お付き合い頂きたい。 そもそも今回のセルフカバーベストアルバム「DOUBLES BEST」というのは、ファンのみんなに今までのスキマスイッチの楽曲の中からリクエストを募り、それを2人だけでリアレンジ・再録音して収録するというのが端っからのコンセプト。 したがって、「ラストシーン」と「ユリーカ」という2曲は時期的にもリクエスト対象には含まれない楽曲であって、さらに今回の制作コンセプト=2人だけで全て完結させるという点からも外れてしまうため、このCD自体なんだか納得いかないなぁといった具合だ。しかしながら、打ち合わせを重ねるごとにスタッフはこう言ってくる。「これはぜひ入れたい」「いや、入れるべきだ」非常にビジネスちっく。僕たちはというと口を揃えて「それはないよ、だってコンセプト自体がブレちゃうじゃん」と反対の嵐。スタッフの言っている事は解る。でもビジネスに偏るなんてまっぴらごめんだ。僕らのやっている事は確かにビジネスかもしれない。でもビジネスマンであることよりも前に、僕らはただただ音楽が好きな音楽家でありたい。もちろん僕たちもこの「ラストシーン」と「ユリーカ」という2つの楽曲を心から愛している。たくさんの人にこの2曲を聴いてもらいたい気持ちだって一緒だ。でもコンセプトから外れてしまう。そこが複雑なのだ。僕たちはまず作品を作る側の人間として毎回"譲れないこだわり"というものを持って全力で挑んでいる。だからこそ、今回このボーナスCDを入れるにあたって随分悩んだ。とにかく悩んだ末、このような形で同封することになった。ただその代わりかっこいいジャケットなんてものを作らず、ジャケットに僕たちの本当の想いを綴らせてもらう。それが条件。そしてそれをみんなに伝えられた今、思いのほか僕たちはすっきりしている。ここまできたら、もう何も気にせずこの2曲をみんなに楽しんでもらいたい。このアルバムを聴いてくれたみんな本当にどうもありがとう。シングルを聴いてくれたみんな本当にどうもありがとう。そして少し遅れてこういう形でこの2曲を聴いてくれたみんな……ありがとう。僕たちはカップリングももちろんこだわって作っている。機会があればカップリングの曲たちもぜひ聴いてみてもらいたい。 最後に。これからもスキマスイッチは自分たちに正直に音楽活動を続けていきたいと思います。僕たちの真っ直ぐな想いが、少しでも伝わったらいいなぁなんて思ってるぜ‼ 2012年 7月某日スキマスイッチ大橋卓弥 常田真太郎 」 歌詞カード裏面のイラストにあるメッセージ 「 スキマスイッチの楽曲は 2人で心血注いで作っている だからやっぱり… 聴いてほしいのだ 」
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