ボンカレーの開発・普及とは? わかりやすく解説

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ボンカレーの開発・普及

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:24 UTC 版)

ボンカレー」の記事における「ボンカレーの開発・普及」の解説

ボンカレー発売するきっかけとなったのは、会社にあった長期在庫カレー粉をなくすためだったと言われている。また既に当時カレー洋食の「花形」として人気メニュー一つになっており、それだけ競争相手多く大塚グループでは「他社と同じカレー粉ルー作っていたのでは勝ち目がない」と考えた。そこで大塚家の大塚明彦米国パッケージ専門誌掲載された「ソーセージ真空パック」に着目缶詰代わる軍用携行食として、お湯温めるだけで食べられるソーセージ写真見て、「これをカレー応用できないか」と発案大塚化学での約2年研究開発期間を経て1968年昭和43年2月12日に、大塚食品工業より世界初一般向けの市販レトルト食品として発売された。当初阪神地区限定発売とされた。あえてコストの高いビーフカレーにした理由は、牛肉調理中に煮崩れし辛いことと、当時高価であった牛肉を使うことで高級感を出すためであった初期レトルトパウチ高圧釜レトルト高温加熱殺菌する為に食品封入する袋)は、透明な合成樹脂のみによる2層積層加工であったが、これは強度問題があり、輸送中に穴が空くなどの事故多発したこのため内側ポリプロピレン外側ポリエステル間にアルミ箔挟んだパウチ改良して強度増した同時に空気遮断機能が向上し、光も遮断するようになったため、賞味期限が3ヶ月から2年延びた開発当時はまだ高温加熱殺菌技術世界的に珍しかったため、賞味期限2年伸びるというのは一般消費者には信じられなかったという。翌1969年昭和44年4月には、この改良版パウチ全国発売された。テレビCMにはパッケージモデルである女優松山容子俳優品川隆二起用したボンカレー発売当時宣伝は「3分温めるだけですぐ食べられる」という内容のものであった宣伝からも分かるように、保存性よりも簡便性前面打ち出しており、インスタント食品一種として普及していった。また松山容子パッケージのもので味は野菜ベースであった当時20人の営業マン全国各地商品置いてくれた小売店に、9万枚上のホーロー看板を自ら貼っ回って普及努めた

※この「ボンカレーの開発・普及」の解説は、「ボンカレー」の解説の一部です。
「ボンカレーの開発・普及」を含む「ボンカレー」の記事については、「ボンカレー」の概要を参照ください。

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