プロジェクトの動機とは? わかりやすく解説

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プロジェクトの動機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 00:04 UTC 版)

第五世代コンピュータ」の記事における「プロジェクトの動機」の解説

1970年代後半になると日本コンピュータ産業輸出含めた市場規模当時金額でおよそ2兆円まで成長した通産省1983年頃まで国内コンピュータ開発企業助成金出していたが、その成熟に伴い従来のままの産業振興意義問われるようになっていた。日本コンピュータ技術一定の先進性確立していたとはいえIBMコピーキャット甘んじていたのが実情であったIBM互換機輸出利益拡大続け日本への風当たり強くなっており、1982年にはかのIBM産業スパイ事件発生している。IBMテクノロジへの過度依存から脱するための国産コンピュータ技術確立望まれるようになり、1970年代当時ブームになっていた人工知能AI)がそのスローガンにされ、IBMマシン追い付き追い越すことを目標にした人工知能対応の新世代コンピュータ開発構想産学官の間で浮上した。これは人工知能アルゴリズムに対して最適な計算ハードウェア構成にすることを意味していたので、まず人工知能ソフトウェア技術確立することが計画最要になった1979年から具体計画進められ、その担い手となる電子技術総合研究所(現:産業技術総合研究所)の渕一博博士らは、論理型言語Prolog」の潜在力大きく注目していた。当時人工知能研究主流関数型プログラミング言語LISPであったが、欧米後追いをせずに日本独自人工知能技術確立望んだ電総研は、論理プログラミング選択提唱した。これは自然言語処理など特定の推論分野への有用性知られていたが、人工知能分野に対しては全くの未知数であった論理型言語中でもPrologは、特に簡素化された言わばBASIC的な言語であったので、その採用取り分け欧米の研究たちから前衛的受け止められた。

※この「プロジェクトの動機」の解説は、「第五世代コンピュータ」の解説の一部です。
「プロジェクトの動機」を含む「第五世代コンピュータ」の記事については、「第五世代コンピュータ」の概要を参照ください。

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