プラヌラ
【英】:planula
サンゴは、無性生殖・有性生殖によって増殖する。有性生殖では、体内に卵やプラヌラと呼ばれる幼生をつくり、海中に産卵・分散させる。プラヌラ幼生は一定期間たつと海底に向かい、定着・変態してポリプと呼ばれるイソギンチャク状の形になる。そして、骨格を形成しながら無性的に分裂を繰り返し、成長し、親のサンゴになる。
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プラヌラ
プラヌラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 08:46 UTC 版)
プラヌラ (英: planula)は刺胞動物に共通の幼生形である[1]。プラヌラ幼生と呼ぶこともある[2]。胞胚壁の細胞の一部が、陥入 (invagination)、極増法(polarization)による移入、葉裂 (delamination)などにより胞胚腔内に入り、胞胚腔の一部または全部を埋めてできる[1][3]。細長い楕円体で口を持たない[1]。体表の細胞には繊毛を生じ、繊毛によりしばらく遊泳した後に基底に着床し、口や触手を形成して小型のポリプとなる[1]。有櫛動物にもプラヌラ幼生期を持つものがいる[1][4]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 巌佐ら 2013 『岩波生物学辞典 第5版』, p.1218
- ^ 藤田 2010, p.119
- ^ a b c 内田・山田 1957 in 久米・團 1957, pp.59-60
- ^ a b 駒井 1957 in 久米・團 1957, pp.81-86
- ^ a b c d e f g h i j k l m 内田・山田 1957 in 久米・團 1957, pp.60-67
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 内田・山田 1957 in 久米・團 1957, pp.67-70
- ^ a b c d e 内田・山田 1957 in 久米・團 1957, pp.67-73
- ^ a b c d e f g 内田・山田 1957 in 久米・團 1957, pp.73-79
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