フランスワイン研究
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「山本博 (弁護士)」の記事における「フランスワイン研究」の解説
弁護士として10年目を迎えた時期にワイン業界のフランスワイン視察旅行に同行し、大学時代から関心を持っていたワインに目覚めた。一年に一度はフランスを旅行し、またイギリスのモルトウイスキー醸造所、日本国内では日本酒の蔵にも足しげく通った。 ボジョレー・ヌヴォーが流行したバブル期の1987年11月19日(ヌヴォー解禁日)には、山本が「解禁日の真夜中にボジョレー・ヌーボーを楽しむ会」を主催した。写真家の浜谷浩や漫画家の古谷三敏など各界の著名人らが東京・六本木に集い、2時間前に解禁したばかりのボジョレー・ヌヴォーで午前2時に乾杯した。1996年に酒類評論家の稲垣真美が著したベストセラー『ワインの常識』(岩波新書)に対して、1997年には『岩波新書「ワインの常識」と非常識』(人間の科学社)を刊行し、稲垣が取り上げたワインの偏りや間違いなどを指摘した。ワインを気軽に楽しめる文化だと考える稲垣との間で激しい論争が巻き起こった。 2003年には柴田書店が出版した『ワイン事典』で大塚謙一とともに監修を務め、2010年には新版である『新版 ワインの事典』で監修や執筆を務めた。弁護士という本職を活かして、2009年には明治学院大学の比較ワイン法研究者の蛯原健介らと共同で『世界のワイン法』を執筆した。 日本におけるカリフォルニア・シャンパンおよびカリフォルニア・シャブリの不正表示阻止活動が評価され、フランス政府から農事功労賞を授与されている。またフランスの食文化の普及が評価されて、2008年にはザ・フレンチ・スピリット・アワード人文科学賞を受賞している。
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