ファイヤーステイツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 15:10 UTC 版)
「仮面ライダーフォーゼ」の記事における「ファイヤーステイツ」の解説
ファイヤースイッチの力でステイツチェンジする炎・高熱属性形態。ファイヤースイッチは右腕に装備されるサークルモジュールに属しているが、他のスイッチに比べて強大なパワーを持っているため、その効果によりフォーゼの全身が変化するのである。すべてを受け入れようとする弦太朗の広い心によってスイッチの能力が引き出されており、敵の熱攻撃を吸収して自身のエネルギーに変換することもできる。 全身を覆うヒートスタックガーメントの色は赤。左右の肩には、三角形の熱エネルギー蓄積ユニット・フレイデルタチャージャーを6基装備する。右腕のモジュールベイスメントが変化した、余分な熱エネルギーを放出し熱の過剰吸収を防ぐ安全装置コロナベイスメントは、ガスコンロをモチーフとしている。なお、右手の強化装甲フィーバーナックルは鋼鉄をも溶解させる高熱の攻撃を繰り出せるとされるが、ファイヤーステイツは常にヒーハックガンを携行しているため、右手が素手という状況は基本的にありえない。 顔面フリクションカーボナイトには、火を表現するために電気ストーブの反射板状のディテールが施されている。複眼サーモバイザーには高感度のサーモセンサー機能が備わっており、色が緑に変化している。耳の部分にあたる感覚センサー・モニタリングプラグには、顎にある吸入口アトモスインテイカーからチューブがつながっている。耳はバーナーをモチーフとしている。 雷神をイメージしたエレキステイツの流れに沿い、ファイヤーステイツは不動明王風のデザインでまとめられている。また、パーツの形状には消防士の要素も取り入れられている。 ツール ヒーハックガン ファイヤーステイツが使用するファイヤーモジュールで、右手に生成される。 フロントユニットとリアユニットが一体化した火炎モードでは、遠距離戦用の熱エネルギーを変化させた火炎弾や近距離戦用の火炎放射で敵を攻撃する。リアユニットをフォーゼドライバー右横に取り付けることも可能。 前後のユニットを分割してハイプレスチューブを伸ばした消火モードに変形させると、後部タンク内の消火液とエネルギー弾を混合した消火弾を撃てるようになる。後にウォータースイッチが実装されたため、消火モードの使用回数は少ない。形状は消火器をモチーフとしている。単純に考えると消火器が火を放つのはおかしいのだが、ひとつのモジュールに発火と消火双方の機能が備わっていることに関して、脚本の中島かずきは「何が起きるかわからない宇宙空間では、能力をコンパクトに持っておいたほうがよい」と理由付けしている。「普段は子供が止められているいけないこと」として、消火器についている丸いピンを抜く行為をイメージしたものとなっている。 名称はジーン・ハックマンとヒュー・ジャックマンに由来する。 炎は合成ではなく、実際に火炎放射器を使用しており、一緒に握って持たせて、振る際には一緒に振っている。 必殺技 ライダー爆熱シュート ヒーハックガン・火炎モードのフロントユニット下部のスイッチスロットにファイヤースイッチを装填することで発動する。ファイヤースイッチに吸収した炎や高熱エネルギーを解放し、ヒーハックガンから強力な火炎弾を放つ。 スコーピオン・ゾディアーツ戦では、右脚のランチャーモジュールと左脚のガトリングモジュールを加えた一斉射撃を放った。 強力な消火水流 ファイヤースイッチを装填したヒーハックガン・消火モードで、周囲の火炎を一気に鎮火する。 ファイヤードリルキック ヒーハックガンの火炎を身にまとい、空中から急降下して左脚のドリルモジュールで敵を貫く。 『MOVIE大戦アルティメイタム』にて、仮面ライダーウィザード フレイムスタイルのドリルウィザードリングを使用した飛び蹴りとの合体技ダブルファイヤードリルキックとして放った。
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