バントゥー系民族とバントゥー諸語のリスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/09 21:42 UTC 版)
「バントゥー系民族」の記事における「バントゥー系民族とバントゥー諸語のリスト」の解説
中央アフリカおよび東アフリカのバントゥー族が用いる、140を超えるバントゥー諸語のうちの主要な48の言語と、当該言語を使用する主な民族(もしくは使用されている地域)を国家別にリストした。なお、これらの民族の大多数は複数の国家にまたがって生活している。 リングワ・フランカ (バントゥー族間の共通語) スワヒリ語(東アフリカ) アンゴラ コンゴ語 (コンゴ族) ボツワナ ツワナ語 (ツワナ族) ブルンジ ルンディ語 (ツチ、フツ。ただし、この2つの民族は近年、同根の集団であるとの考え方が主流である) カメルーン ングンバ語 (ングンバ族(ドイツ語版)) バサ語 (バサ族(英語版)) ドゥアラ語 (ドゥアラ族(英語版)) カコ語 (カメルーン国内では、東部のBatouriやNdélélé等で使用されている) ベティ語 (ベティ族(英語版)) 中央アフリカ共和国 カコ語 コンゴ民主共和国 リンガラ語(コンゴ、アンゴラ、中央アフリカ共和国のリングワ・フランカ) モンゴ語 (モンゴ族) テテラ語 (カサイ・オリエンタル州北部で使用されている) ルバ語 (ルバ族) コンゴ語 (コンゴ族) ルワンダ語 (フツ、ツチ) 赤道ギニア ファン語 (ファン族) ブビ語(英語版) (ブビ族) ンドウェ語(フランス語版)/コンベ語(英語版) (ンドウェ族(フランス語版)/コンベ族(英語版)) ブジェバ語 (ブジェバ族(英語版)) バレング語(英語版) (バレング族(英語版)) ベンガ語(英語版) (ベンガ族(英語版)) バセケ語 (リオ・カンポ(英語版)やバタ北部(Northern Bata)などで使用されている) ベティ語 (ベティ族) ケニヤ ギクユ語 (キクユ族) カンバ語 (カンバ族) グシイ語 (グシイ族) ルヒヤ語 (ルヒヤ族(英語版)) レソト ソト語 (ソト族) マラウイ チェワ語、ニャンジャ語 (各々チェワ族とニャンジャ族(フランス語版)が用いる。ただし、この2つの言語はほぼ同じものである。) トゥンブカ語 (トゥンブカ族) ヤオ語 (バントゥー) (ヤオ族) モザンビーク ニャンジャ語 (ニャンジャ族) ヤオ語 (ヤオ族) スワティ語 (スワジランドと南アフリカ共和国の公用語) ツォンガ語 (シャンガーン族) ナミビア オシワンボ語(英語版) (ナミビア北部で用いられる)(オバンボ族(英語版)) ツワナ語 (ツワナ族) ヘレロ語 (ヘレロ、ヒンバ族) クワンガリ語(英語版) (オカヴァンゴ川沿いの地域で使用される)(カバンゴ族(英語版)) コンゴ共和国 コンゴ語 (コンゴ族) カコ語 リンガラ語 ルワンダ ルワンダ語 (ルワンダの公用語) 南アフリカ共和国 ンデベレ語 (南ンデベレ人(英語版)) ペディ語 (別名北ソト語で南アフリカ共和国の公用語の1つ) スワティ語 フティ語(英語版) (フティ族(ドイツ語版)) ソト語 (ソト族) ツォンガ語 (シャンガーン族) ツワナ語 (ツワナ族) ヴェンダ語 (ヴェンダ族) コサ語 (コサ族) ズールー語 (ズールー族) スワジランド スワティ語 (スワジ族) ツォンガ語 (シャンガーン族) ズールー語 (ズールー族) タンザニア ムワンガ語 (ムワンガ族(英語版)) マコンデ語 (マコンデ族) チャガ諸語 (チャガ族) ハヤ語 (ハヤ族(英語版)) ヤオ語 (ヤオ族) ウガンダ ガンダ語 (ガンダ族) マサバ語 (マサバ族(英語版)) ソガ語 (ブソガのソガ族(フランス語版)) キガ語 (キガ族(英語版)、南西部のキゲジで用いられる) ニョロ語 (ニョロ族) トロ語 (西部のトロ王国で用いられる) ルンディ語 (ツチ、フツ) ニャンコレ語 (南西部のアンコーレ王国で用いられる) ルイヤ語 (ルイヤ族) ルワンダ語 (ルワンダの公用語) ザンビア ベンバ語 (ベンバ族) ムワンガ語 (ムワンガ族) ニャンジャ語 (ニャンジャ族) トゥンブカ語 (トゥンブカ族) ヤオ語 (ヤオ族) ロジ語 (ロジ族) ジンバブエ ンデベレ語 (北ンデベレ人(英語版)) ニャンジャ語 (ニャンジャ族) ショナ語 (ショナ族) ツォンガ語 (シャンガーン族) ツワナ語 (ツワナ族) ヴェンダ語 (ヴェンダ族) なお、上記の言語名、民族名では接頭語を省いたスワヒリ(Swahili)、ツワナ(Tswana)、ンデベレ(Ndebele)などの形で記載した。これは、キスワヒリ(Kiswahili)、セツワナ(Setswana)、シンデベレ(Sindebele)などの接頭語は『~語』を指すことから、重複表現となるのを避けるためである。 また、バントゥー語群の言語においては、接頭語の付かない形の語をその言語自身では基本的に用いない。例えばツワナ(Tswana)語を使用しているボツワナ(Botswana)では、ボツワナの人々(複数)を指す語がバツワナ(Batswana)で、ボツワナの人(単数)を指す語はモツワナ(Motswana)であり、ツワナ語自体を指す語はセツワナ(Setswana)となる。
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