バロンクルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 07:35 UTC 版)
白衣を着用した科学者のようなクルール。英語版ではBaron K. Roolenstein(バロン・ク・ルーレンシュタイン)という、フランケンシュタイン男爵のような名であり、他の姿のクルールと体型は同じだが、フランケンシュタインの怪物のように頭部が縦長である点・髪の毛が生えている点などが異なる(ただし映画がモチーフであろうことや、頭につけた額帯鏡より下は他のクルールと変わらないので、額帯鏡から上が作り物のカツラの可能性がある)。 背中にプロペラ式の発動機を背負っており、それを使い空中を飛び回ることができる。『スーパードンキーコング3』および系列の作品のみ登場。 スーパードンキーコング3 ラストボスとして登場。前二作のクルールとは異なり、最初はその存在を明かしておらず、表向きのボスとして、自ら製作した戦闘ロボット「カオス」を代理に据えている。ドンキーとディディーを連れ去り、「カオスの隠れ家」と呼ばれる城に潜伏していたが、カオスが2度の戦いに敗れて完全に機能停止したことを確認すると遂にその姿をあらわす。部屋に電極をはじめとする無数の仕掛けを施しており、手持ちのリモコンで自由に発動させることができる。背中の発動機に衝撃が加わると一時的に機能が停止してしまうことをコングたちに突かれ、仕掛けによる自滅や発動機の暴走によって戦闘不能となる。 その後は島中央の湖地下に隠された島「クレマトア島」へ逃げ延び、島の地底湖の奥深くに設置した潜水艦に潜伏していたが、コングたちにクレマトア島の各コースで手に入るギアを使用されたことで、海底の温度が異常に上昇し、潜水艦は潜行不能となり水上に現れたところをコングたちに侵入される。再戦では同じく仕掛けを巧みに使うも戦いの末に敗れ、潜水艦の舵に巻き込まれて戦闘不能となった。 ドンキーとディディーを誘拐したことにとどまらず、物語が始まった時点で、すでに舞台であるクレミス島にいる女王「バナナクイーン」を封印し、封印を解く力のある15羽の子供「バナナバード」の多くを洞穴の水晶に封印する。しかしコングたちによってこの封印が解かれると、バナナクイーンに自ら出動され、2度の戦いで敗れながらもファンキーからホバークラフトを盗んで逃げようとしたところを巨大な卵の殻に閉じ込められ、活動不能に追い込まれた。 ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング 『ドンキーコングGB』でもラストボスとして登場。ブリキの渓谷・ロストワールドのボス。本作では「クルール」と表記されている。『スーパードンキーコング3』ではコース内の仕掛けで登場していた電流を、本作では彼本人が放つ。2回目の戦いでは爆弾も投げてくる。
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