ナイトオブファイヤーとは? わかりやすく解説

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NIGHT OF FIRE

(ナイトオブファイヤー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/14 20:38 UTC 版)

NIGHT OF FIRE(ナイト・オブ・ファイヤー)は、アーティスト名「NIKO」名義にてリリースされたユーロビートである。「NIKO」は2人おり、一人はジャケットイメージ(スキンヘッド)でもう一人が主に歌う。日本1997年10月22日エイベックスから発売された「SUPER EUROBEAT VOL.82」に初めて収録。当初はイタリアのDELTAレーベルからリリースされたが、現在はこの楽曲の制作者であるBratt Sinclaire自身が運営しているレーベルである、SinclaireStyleレーベルが本楽曲に関する権利を所有している。

概要

パラパラブーム最大の引き立て役、かつBratt Sinclaire最大のヒット曲である。SUPER EUROBEAT VOL.82発売直後は特別大きな反応は無かった[1]が、SMAP木村拓哉が、自身の番組で使用した[2]ことがきっかけで、知名度が急上昇し、第3次ユーロビートブーム及びパラパラブームを引き起こす引き金となり、ブレイクを果たす。

これ以降、SEBの末尾0番台(アニバーサリー盤)をはじめとしたノンストップ盤CDにおいて、必ずと言っていいほど使用される定番曲となった。

アニメ『頭文字D』では、First Stage第23話「雨のダウンヒルバトル」での、レッドサンズ中村賢太S14シルビア)vs藤原拓海ハチロク)のバトルBGMとして起用。頭文字D ARCADE STAGEではVer.2と7 AA Xにプレイ時のBGMとして収録されている。

2005年初頭には、本作を使用した長州小力のパラパラ(通称ド真ん中パラパラ)が話題となり、同年8月に発売されたSUPER EUROBEAT VOL.160の付属DVDにその映像が収録された。

本作品のヴォーカリストはMaurizio De Jorio。

実際にCD等に収録されている楽曲の歌い手と、ステージでの歌い手は別人とされている。当初はDELTA専属(当時)のステージパフォーマー兼ヴォーカリストのEdoardo Alrenghiが起用されていたものの、契約締結の際にエイベックス側が楽曲の完成度に不満を示した事から、ヴォーカリストを変更して録り直したのが理由[3]である。Maurizio De Jorioはステージパフォーマーとしての契約は交わしていないため、2000年に日本で開催されたイベント「avex summer paradise 2000」にはEdoardo AlrenghiがNIKOとして参加した。

12インチレコード版

1999年リリース、カタログナンバーはDELTA1049。収録内容は以下に記載。

  • A面:Extended Mix
  • B面1:Bonus Track
  • B面2:F.M.Version
  • B面3:Playback Version

日本語カバー版

派生版

  • NIGHT OF FIRE (FOR CHRISTMAS MIX)
  • NIGHT OF FIRE (HYPER MIX)
  • NIGHT OF FIRE (NEW GENERATION MIX)
  • NIGHT OF FIRE 2004
  • NIGHT OF FIRE (Y&Co. Remix)
  • Komb - NIGHT OF FIRE[4]

BGMとして起用されたゲーム

BGMとして起用されたTVCM

収録されたCD

2018年9月26日に発売された「SUPER EUROBEAT VOL.250」他、多数。

なお、初出の1997年10月22日発売の「SUPER EUROBEAT VOL.82」以降、CDではノンストップやEDIT版(曲が短く編集された状態。SEB VOL.82や、「頭文字D」のアルバム各種に収録されていたもの[6]が、これに該当する)ばかりが収録され、EXTENDED VERSION(曲にカットなどの編集・アレンジがなされておらず、本来の楽曲の全てを聴くことができる、レーベルが制作したオリジナルの状態)ではなかなか収録されなかったが、2007年1月31日に発売された「SUPER EUROBEAT Vol.174」(Disc2)にて、CDでは初めてとなる、EXTENDED VERSIONでの収録が実現した。

その他

ユーロビートの名曲が、ロックをはじめ、テクノやバラードなどにアレンジされて発表されるケースもある。

この「NIGHT OF FIRE」もハードなギターサウンドを取り入れたハイパーテクノにアレンジされたことがあり、同時期にシリーズとして発売されたコンピレーション・アルバム『SUPER DANCE FREAK VOL.78』に収録されている[7]

JR東日本硬式野球部が試合(都市対抗野球大会など)に出場した際、応援団が「JRファイヤー」と題し、チャンステーマの応援歌として使用している。

脚注・出典

  1. ^ ただし、リリース後初のリクエストカウントダウン(SUPER EUROBEAT VOL.90)では男性部門1位を獲得しており、第3次ブーム勃発以前からユーロビート愛好家の間では人気曲であった。
  2. ^ SMAPの木村拓哉は、番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ)において「バッキー木村」(名前は同番組でナレーターを担当している声優バッキー木場のパロディ)のコーナーにて、バックダンサーにパラパラダンサーを起用し、披露した。なお、同番組においては同曲は「バッキーのテーマ」として使用された。
  3. ^ SUPER EUROBEAT VOL.161解説書他。
  4. ^ 25年の時を超え『SUPER EUROBEAT』の名曲リヴァイヴァル! 現代のエレクトロニック・サウンドにアレンジされた高速ダンス・ミュージック!”. エイベックス・ポータル - avex portal. 2022年8月28日閲覧。
  5. ^ ただし、本家「Dance Dance Revolution」シリーズには一度も収録されていない。
  6. ^ 「頭文字D」のアルバム各種に収録されたバージョンは、SEB VOL.82収録のものよりは長いものの、曲の最後の部分が早くフェードアウトし、EXTENDED VERSIONより短くなっている。
  7. ^ 他にもハイパーテクノにアレンジされたユーロビートの名曲は、VOL.66に収録された「NO ONE SLEEP IN TOKYO (ROCK THE GROOVE MIX) / COOL MF」、VOL.81に収録された「BOOM BOOM FIRE (HYPER BOOM VERSION) / D.ESSEX」

関連項目




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