ドラッグレース用車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:37 UTC 版)
「エッチ・ケー・エス」の記事における「ドラッグレース用車両」の解説
プロストック180SX RRCプロストッククラスにて長い間レコードホルダーであった。外見は日産・180SXに類似しているが、中身はパイプフレームで作られた別物。エンジンも純正のSR20DETでなく、RB26DETT改2.7 L+GT3037S×2という組み合わせであった。レースゲーム『グランツーリスモ2』に収録されている。 プロGT-R RRCプロクラスに参戦していたBCNR33スカイラインGT-Rベースのドラッグカー。6速ドグミッションや、トリプルプレートクラッチなど、ここからも多くのパーツが開発されている。日本初のエアーシフターを搭載したのもこの車で、量産車改造のストックカーとして初めて7秒台へ突入した。パワーユニットはRB26DETT改RB28DETT+GT3540R×2で1300馬力。レースゲーム『グランツーリスモ2』に収録されている。 ドラッグセリカ 自動車雑誌『Option2』とのジョイント企画で製作されたトヨタ・セリカ (ST202) SS-IIベースのドラッグカー。ミッションはX-TRAC製シーケンシャル。FFで9秒台突入を目指し改良が進められ、日本初のFF9秒台マシンへと進化した。シフトチェンジのロスを少なくする、また強大なトルクステアに耐えるため、シフトレバーの代わりにペダルを蹴ってシフトするという特殊なシステムになっていた。ドライバーは当時『Option2』編集長であったマサ・サイトー。なお9秒台を記録した年のHKS0-400最速決定戦にてデモランを行おうとしたとき、バーンナウト中にエンジンブローを起こした。 その後、1999年に修復。GT3240タービン仕様(650馬力)で稲田大二郎のドライブで11秒台で走行し、9秒台の記録を出したマサ・サイトーを褒め称えた。 ドラッグスープラ ドラッグ180SXを引退させ、新たに製作されたトヨタ・スープラベースのプロストックカー。RB26DETTではエンジンに限界があると感じたため、排気量がありパワーチューンに耐えるエンジンを探したところトヨタ製3UZに白羽の矢が立ち、カウルはトヨタ車でスポーティな車ということでスープラが選択された。エンジンには強度アップのためスリーブが打ち込まれ4.2 Lへボアダウン。これにGT3540Rを2機掛けし、推定1400 ps以上のパワーを発生し、シェイクダウンで6秒台を出している。ただ、仙台ハイランドでは路面が荒いため、200 m地点より先でホイルスピンが止まらない現象が起きている。そのためダウンフォースを多めにつけており、当時の記事によると、これさえ改善出来れば6秒台前半が出せるとドライバー川崎は語っていた。2007年次ではエンジンを2JZ-GTE改3.4 L+T51R SPL仕様へと乗せ変えているが、1000 kは越えているとのこと。
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