ドイツにおける反韓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:34 UTC 版)
韓国人の間でドイツは人気が高く、就職難が続き多くの韓国人が海外就職を目指す今、ドイツは、日本、アメリカ、シンガポールなど近隣国や英語圏に続いて人気が高い国であり、欧州に限れば「ドイツが唯一」といえるほどである。また、20代の韓国人を対象に行った「生まれ変わったときに住みたい国」のアンケートでもドイツと答えた人が1番多いほど、韓国人のドイツ愛はとても強い。一方、韓国人に愛されるドイツの方では韓国はどう思われているのかというと、BBCワールドサービスが実施した2013年度調査では、全調査対象国のなかで韓国を嫌っている人はドイツ人が一番多く、ドイツは65%が韓国に否定的で、2位のフランスの47%を大きく上回っており、まさに絵に描いたような片思いである。2013年は李明博大統領の竹島上陸に続く朴槿恵大統領の告げ口外交がはじまった年であり、日本の反韓も28%に上ったが、ドイツの反韓は、その日本よりはるかに多い。また、BBCワールドサービスが実施した2017年度調査では、ドイツの反韓は32%に下がったが、韓国を好きと答えたドイツ人は11%であり、全調査対象国のなかで一番低い。 2020年7月、 ベルリン王宮の展示空間計画で、韓国館の面積が中国館と日本館の10分の1の大きさの60平方メートルに過ぎないことが分かり、韓国メディアの『国民日報』から「韓国は中・日の属国…ドイツ代表博物館のとんでもない歪曲」「韓国の古代文化を眺める博物館側の歪曲した認識」と非難されている。決定の根底にはドイツ人の韓国に対する「朝鮮は有史以来、19世紀まで清の属国であり、1905年からは日本の植民地だったことから、古代文化が貧弱であるため、中国、日本と異なり、お粗末で展示する価値がない」という認識がある。さらに、韓国館は中国館と日本館の間に小さく配置されており、特に中国館内の片方に据えられる配置は、韓国が中国の辺境文化に過ぎないというドイツ人の認識がある。確保した中国と日本の展示品は数千点にのぼるが、韓国の遺物は予算の問題で160点に過ぎず、実際に現地の韓国人芸術界関係者は「オンラインワークショップを参観した結果、韓国館展示担当キュレーターが『韓国は16世紀から1945年まで中国と日本の属国か植民地だったため古代遺物がない』という結論を下した。現代のインスタレーション美術を展示する予定」と話している。
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