ドイツにおける実践概念の再興
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/09 03:43 UTC 版)
「実践」の記事における「ドイツにおける実践概念の再興」の解説
他方で、旧西ドイツでは、1970年代に入ると、リーデルらの「実践哲学の復権」の流れがみられるようになる。この背景には、実証主義的な近代認識論において、客観主義的な理論概念の台頭のもと、実践は主観的・相対的なものであり、せいぜい理論の応用という技術的な問題に切り詰められてしまったという危機意識があった。 こうした流れを背景に、ユルゲン・ハーバーマスは、プラクシス/ポイエーシスの区分をコミュニケーション/労働の区分に置き換え、理論や道徳の基礎にコミュニケーション行為を位置づけ、実践概念を再構築する試みを行っている。
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