トランシット
分類:人工衛星
名称:トランシット 2A/Transit 2A
小分類:航行・測位衛星
運用機関・会社:アメリカ海軍(USN)
打上げ年月日:1960年6月22日
打上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ海軍(USN)
打上げロケット:ソー・エイブルスター
打上げ場所:アメリカ東部宇宙ミサイルセンター
国際標識番号:1960007A解説:トランシット(Transit)衛星は、アメリカ海軍の船舶が航行中、その位置を決定する際の基準となるために作られました。ポラリス潜水艦の場合、気象条件にかかわらず、精度160mまでの位置が測定できます。2Aは、トランシットの中でも初期の衛星です。一時機密扱いとなったトランシット衛星ですが、1967年になると民間に開放されました。その後、航行・測位システムの主流は、アメリカ空軍が運用している衛星、GPS(Global Positioning System)に移行することになります。
トランシット 2A/Transit 2Aをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
どんな目的に使用されるの?
宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
どのように地球を回るの?
分類:人工衛星トランシット 2A/Transit 2Aをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
どんな目的に使用されるの?
宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
どのように地球を回るの?1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
トランシットは衛星は、150MHzと400MHzの電波の、超安定発振器を搭載しています。
船舶の航行位置は、衛星の既知軌道と信号周波数のドップラー偏移によって決定されます。
2.どんな目的に使用されるの?
もともとは、ポラリス潜水艦の正確な航行をサポートするために使用されました。精度160m(100〜200mの誤差)で位置が測定できます。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
1960年代、アメリカ海軍の船舶の航行を、宇宙からサポートし続けました。その後間もなく、トランシット計画自体が機密事項となりました。1967年以降は民間に開放・商業化され、ドップラー効果を利用した測地学のプログラムなどに活用されています。
4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
TRANSIT 1B、TRANSIT 3B/LOFTI 1、TRANSIT 4A、TRANSIT 4B、TRANSIT 5A3、TRANSIT5A、TRANSIT 5B-N1、TRANSIT 5B-N2、TRANSIT 19(OSCAR 30)、TRANSIT 19、TRANSIT20(OSCAR 24)、TRANSIT 5C-1、TRANSITがあります。
5.どのように地球を回るの?
近地点高度604km、遠地点高度988km、公転周期100.8分、軌道傾斜角66.7度の、極軌道です。
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