トト・マニアとは? わかりやすく解説

トト・マニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 15:15 UTC 版)

トト (俳優)」の記事における「トト・マニア」の解説

父ジュゼッペ・デ=クルティス1944年9月死んだ後、1945年からの数年トト映画と演劇両面活動し、またいくつかの歌を作詞作曲し、そしてルイジ・ピランデルロ小説朗読吹き込んだ。6番目の映画となるマリオ・ボナール(イタリア語版)の『ザビーネの鼠(イタリア語版Il ratto delle Sabine』に出演した幾つかの批評出て、ヴィンツェンツォ・タラリーコ(イタリア語版)は「彼が演劇界いち早く戻ってきたことを喜ぼう」と評した続いてステーノとアジェノーレ・インクロッチ(イタリア語版)の脚本でマリオ・マットーリ(イタリア語版監督の『二人孤児イタリア語版) I due orfanelli』を、またマットーリとは続けて1947年に『トトイタリア旅行イタリア語版Totò al giro d'Italia』、1949年に『ヴィッジュ消防士たち(イタリア語版) I pompieri di Viggiù』を制作した一方で演劇ではガブリエッリ演出の『世界一回きりだった(イタリア語版) C'era una volta il mondo』を公演し、「二人孤児」でも共演したイザ・バルツィッツァ(イタリア語版Isa Barzizzaの恋人役を演じた。マリオ・カステラーニとは常に協力し、彼はトト映画それぞれの監督忙し時には助監督務めた。 『世界一回きりだった』はチューリッヒでも成功しイタリアだけでなくスイスでもトト喜劇俳優としての名声高まった演劇終わりカーテンコールで、トトベルサリエリ兵の軍隊ラッパリズム山高帽をとってお辞儀した。これは『ヴィッジュ消防士たち』のシーンにも見られる1947年10月公演最中トト母親死んだトト私事のために演劇休まず巡業続けた。彼は常に「トト」を演じ、「アントニオ・デ・クルティス」を心の隅に追いやった。 1950年トト唯一の吹き替え声優として、アメリカ映画ターザン女奴隷(英語版)』のナレーター吹き替え務めた演劇ではバルセロナマドリッドスペイン都市で、『二つの光の間に スペイン語Entre dos luces イタリア語Tra due luci』をスペイン語まじりで公演し、またその中の挿入歌不正確なスペイン語ナポリ方言交えて歌ったイタリア戻ったこの時期雑誌社セッテ数字の7の意)の求め写真撮影に応じている。 トト映画の世界入った時、たくさんの企画持ち込まれたが、それらの多く資金面問題により中止されたり、撮影すらされなかった。幾つかの映画撮影同時に脚本書かれる始末で、2, 3週間の短い撮影期間で、舞台上で即興演じたり、演劇慣れているのと同じ演技をした。彼はやる気を削がれながら、それでも自分演技クォリティを保つため、計画持ち込まれるときはいつも、創造性深く追求しその上で即興応じたこのような彼の努力によって、トトイタリア映画界で最も有名な喜劇俳優地位築いていった。「彼の演技は全く予測できなかった。彼は腕で語っていた」とニーノ・タラントは述懐している。一方ヴィットリオ・デ・シーカは「もちろん、彼が即興するときのその身振り天才的かけがえのないものである」と評価している。とは言え、カルロ・クロッコロ、ジャコモ・フリア、ステーノ批評あるように、トト楽屋こもって何度も即興練習をし、納得行かないところは何度も手直しをした、とマリオ・カステラーニは語っている。 でも、私を喜ばせなさい!--トト

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