ティー・シー・ピー・アイ・ピーとは? わかりやすく解説

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TCP/IP

フルスペル:Transmission Control Protocol/Internet Protocol
読み方:ティーシーピーアイピー

TCP/IPとは、インターネット基盤として用いられている通信方式で、パケット単位定義するIPと、その伝方法規定するTCPからなる通信プロトコルのことである。

TCP/IPによるデータ通信では、データパケットよばれるデータの小単位分割して送信されるIP方式分割され単位IPパケットと呼ぶ。このパケットを、送信元と送信先指定して送信開始から送信終了までセッション単位全体伝送管理するのがTCP役割である。TCPでは、送信元と送信先は、コンピュータ特定するIPアドレスと、利用するアプリケーション指定するポート番号指定するIPアドレスは、固有割り当てられビット列で、一つ機器原則一つ割り当てられるポート番号は、送信元については任意であるが、送信先については、通常アプリケーション毎にあらかじめ既定されている番号指定する受信されパケットは、シーケンス番号基づいて並べられ、元の分割前のデータ復元される

TCP指定される送信先ポート番号は、既定アプリケーション用にあらかじめ割り当て決まっているものがある。主な例として、FTP20番SSH22番Telnet23番、SMTP25番、DNS53番、HTTP80番POP3110番IMAP143番、HTTPS443番である。

通信階層を示すプロトコルスタックは、インターネットにおいては4つ階層分類される最下位から順に、ネットワークアクセス層、ネットワーク層IP)、トランスポート層TCP)、アプリケーション層HTTP等)となっている。TCP/IPは、この階層から分かるとおり、物理層とは独立しているため、イーサネット電話線用いたDSL光ファイバなど、さまざまな物理階層接続することができる。

IPv4は、2000年代初頭まで主流として使われてきたが、アドレス部32ビットであるため、42億強のアドレスしか識別できないいわゆるアドレス枯渇問題生じるため、1995年に、次世代IP規格であるIPv6規格発表された。これは、IPアドレス部が128ビット確保されており、3.4×1038乗のアドレス区別できるIPv6は、IPv4比較してはるかに巨大であり、当面は、事実上無限に近い通信対象扱えることなる。IPv6ユビキタス通信環境実現するための基盤一つであると考えられている。

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