チカイエカ
チカイエカ(雌成虫)
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チカイエカ(雌成虫)
- アカイエカ Culex pipiens pallens COQUILLETT
- チカイエカ Culex p.molestus FORSKAL
- コガタアカイエカ Culex tritaeniorhyncus GILES
- ヒトスジシマカ Aedes albopictus SKUSE
- シナハマダラカ Anopheles sinensis Wiedemann
成虫は冬でも休眠せず、気温が高ければ吸血活動をする。日本で初めて発見されたのは1943年で、近年になって分布拡大させた。ビルの下水槽などから発生し、都市化が進んだ地域ほど多く発生する代表的な都市害虫。地下環境に適応した系統で、カ(蚊)柱を作らずに、狭い空間でも交尾ができる(狭所交尾性)。また吸血しなくても1回は産卵することが出来(無吸血産卵性)、その後は人から吸血することによって産卵を繰り返すことが出来る。幼虫期間は約10日で、産卵から2週間程度で成虫が羽化する。
地下家蚊
チカイエカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 07:04 UTC 版)
チカイエカ(地下家蚊)は、双翅目カ科イエカ属に属する昆虫。アカイエカの亜種、変種または近縁種ないし生態品種と考えられており、アカイエカと形態的には区別できない[1]。体長5.5mm程度、体色は灰褐色〜赤褐色[2]。人を吸血し、フィラリアを媒介する。
アカイエカとは異なり、冬でも活動し吸血する。地下鉄やビルの地下室など、地下空間に発生するためこの名がある。季節を問わず年間を通して発生する。狭所交尾性。吸血なしでは産卵できないアカイエカとは異なり、無吸血産卵性で、1回目の産卵は無吸血でも行うことができる。世界では北半球に広く分布し、日本全国に分布する。
脚注
- ^ 田仲義弘、鈴木信夫 『校庭の昆虫』全国農村教育協会〈野外観察ハンドブック〉、1999年、110頁。ISBN 4-88137-073-1。
- ^ “チカイエカ Culex p.molestus FORSKAL | イカリ消毒 害虫と商品の情報サイト” (日本語). www.ikari.jp. 2021年2月21日閲覧。
固有名詞の分類
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