sort out
「sort out」とは、「整理する」「分類する」という意味や物事だけでなく感情面においても「気持ちを整理する」といった意味を持つ英語表現。
「sort out」の基本的な意味
「sort out」は、「~を整理する」「~を分類する」「~を仕分ける」という意味を持つ句動詞である。物事だけでなく「立ち直る」、「気持ちを取り戻す」といった感情面を表す場合にも用いられる。特にイギリス英語では、「解決する」「対処する」という意味でもよく用いられる。「分類する、整理する」といった意味から物事を整理し、分かるようにすることで解決へと繋がるというニュアンスを含んでいるため、「解決する」という意味も持つ。「sort out」は目的語が伴うが、目的語が短い場合は「sort」と「out」の間に入ることもある。代名詞を用いる場合は、「sort it out」のように間に入ることが多い。目的語が長い場合は、「sort out」の後に続く。動詞「sort」は「分類する」「並べ替える」という意味の英単語だが、カタカナ表記の「ソート」は日本語でも馴染み深い単語の一つである。マイクロソフト社が開発し販売している表計算ソフト、「Excel」はビジネスでも使用されており幅広く認知されているが、そこで使用される「ソート」機能は、並び替えて分かりやすく整理することを意味するものである。
「sort out」の語源
「sort out」は動詞「sort」に由来し、副詞「out」を伴うようになった。「sort」の語源は、ラテン語で「くじを引く、分割する」を意味する「sortiri」である。その後古期フランス語で「割り当てる、分類する」を意味する「sortir」を経て「sort」に至った。当初は「分類する」という意味のみだったが、1948年までには「解決する」という意味としても用いられるようになった。同語源の英単語として、「種類別に分ける」という意味の「assort」がある。「sort out」の発音・読み方
「sort out」の発音は、発音記号で表すと 、イギリス英語では「ˈsɔːt.aʊt」、アメリカ英語では「ˈsɔːrt̬.aʊt」である。読み方はカタカナ表記で「ソートアウト」である。実際の読み方は「ソータゥ」のように聞こえ、最後の「ト」はほぼ発音せず止めると実際の発音に近くなる。「sort out」の覚え方
「sort out」のベースにある「整える」というイメージを持つことが重要である。このニュアンスと関連づけ、「物事や気持ちを整理する」ことから、「問題や人間関係を整えて解決する」というイメージを持つと覚えやすい。「sort out」の類語
「sort out」における類語は、「整理する」「分類する」という意味では、以下のものが挙げられる。・arrange
・organize
・classify
・clean up
また、「解決する」「対処する」という意味では、以下のものが挙げられる。
・solve
・deal with
・figure out
「organize」と「sort out」の違い
「sort out」の類語として「organize」が挙げられる。「整理する」という意味を持つ表現だが、整理の仕方におけるニュアンスが異なる。「sort out」は、共通性のあるものを分類するイメージが強い表現である。カテゴリや属性が近いもの、共通性のあるものを分類するというニュアンスがあるのに対し、「organize」では、より幅広く雑多な種類のものを整理するというイメージが強い。「organize」を使用する場面としては、カテゴリも属性も統一性のない、乱雑なものを整理整頓するというイメージが伴い、広義における「整理する」という表現として一般的に用いられている。並べ替えなどの簡単な整理に対しては「sort out」を使用し、乱雑になったものを整理する場合は「organize」を使用するというように、ニュアンスの違いによる使い分けが必要である。
「sort out」の使い方・例文
・Can you sort out the clothes that you no longer wear?(もう着ていない洋服を選別しておいて。)
・I’ll sort it out.
(任せておいて。)
・We finally sorted out the software glitch.
(ソフトウェアの不具合をようやく解決した。)
・Let me sort out the situation.
(いったん状況を整理させて。)
・I don’t know if I love him anymore. I need to sort myself out.
(彼への気持ちが分からない。気持ちを整理する必要がある。)
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