ソロとしての成功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 17:13 UTC 版)
「フィル・コリンズ」の記事における「ソロとしての成功」の解説
ソロ・アーティストとしても多大な成功を残している。1981年にファースト・アルバム『夜の囁き』をリリースしたのを皮切りに、ソロ活動を活発化させていく。1984年には映画『カリブの熱い夜』の主題歌「見つめて欲しい」をリリース。アース・ウィンド&ファイアーのリード・ボーカル、フィリップ・ベイリーとのデュエットで知られる「イージー・ラヴァー」(1984年)や、スプリームスの「恋はあせらず」のカバーなどをリリースしている。 1980年代はソロ/バンドが共に全世界で大ヒットを連発。一方でロバート・プラントのアルバムをプロデュースし、彼のツアーでもドラマーを務めた。1985年のライヴ・エイドでは、ロンドンで演奏後にコンコルドで大西洋を渡り、アメリカのステージにも出演。イギリスとアメリカのステージでレッド・ツェッペリンをはじめスティング、エリック・クラプトンと競演するなど、来た仕事を基本的に断らないということで、「世界で一番忙しい男」と評された。 こうしたメジャーシーンでの活動と並行して、1970年代にはジャズ・ロック・バンドのブランドXにも参加し、当時の米国シーンにおけるクロスオーバー・ドラマーたちにも全くひけをとらない、卓越したドラミング・テクニックを披露している(現在は脱退)。ブランドX名義で作品を発表する以外に、ベーシストのパーシー・ジョーンズと共にブライアン・イーノなどのアルバムに参加したこともある。1990年代後半には、20人近いメンバーを率いてフィル・コリンズ・ビッグバンドとしてジャズ中心のライブも行っている。 ソロ活動で成功を収めた後には、1963年にイギリスで起きた列車強盗事件の犯人バスター・エドワーズの伝記映画『フィル・コリンズ in バスター』(1988年公開)にて主演を果たし、同映画のメインテーマとなったザ・マインドベンダーズのカバー曲「恋はごきげん」で全米・全英チャートのNo.1を獲得している。 1989年発売のシングル「アナザー・デイ・イン・パラダイス」が1991年のグラミー賞にて「Record of the year」を受賞するなど、1980年代から1990年代にかけては出す曲すべてが大ヒットという破竹の勢いだった。
※この「ソロとしての成功」の解説は、「フィル・コリンズ」の解説の一部です。
「ソロとしての成功」を含む「フィル・コリンズ」の記事については、「フィル・コリンズ」の概要を参照ください。
- ソロとしての成功のページへのリンク