セッティング・キャスティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:13 UTC 版)
「Forza Horizon 5」の記事における「セッティング・キャスティング」の解説
本作のクリエイティブディレクターのマイク・ブラウンは、メディア向けインタビューの中で、メキシコを舞台に選んだ理由として、大規模な作品を作るにはたくさんの要素を詰め込む必要があり、メキシコの多彩な環境がぴったりだったと説明しており、その国の文化も環境と調和していたと述べている。開発元のPlayGround Gamesは舞台であるメキシコの再現にあたり実際に現地を訪れ、現地のあらゆる環境を写真測量などの技術を用いて再現したり、現地の空を12K解像度のHDRカメラで24時間撮影しそれを元にゲーム内の空を表現してきた。また取材に当たっては、写真家やツアーガイドといったメキシコの専門家と連絡を取ることができ、新型コロナウイルスの流行により現地取材ができなくなった後も調査を継続することができた。その一方、ブラウンは各バイオーム間の変化を緩やかにして、自然に見せるのに苦労したとメディア向けインタビューの中で振り返っている。また、多様な地形は他モードのマップ作製にも役立っており、例えばバトルロワイヤルモードの「The Eliminator」では最終レースの場を火山口に設定することができる。加えて、今作には数々のメキシコのストリートアーティストによる壁画がマップの至る所に存在したり、現地ミュージシャンとコラボしたオリジナル楽曲などが収録されている。メキシコのプレイヤーが遊んでも愛着が持てるようにするため、取材に当たっては現地のスクリプトライターや文化コンサルタントと協力し、メキシコのステレオタイプを踏襲しないように開発スタッフは注意を払ってきた。生のメキシコを表現するため、プレイヤーと接する機会のあるNPCのキャスティングに当たっても、現地の人材を起用するという方針がとられた。4Gamer.netの西川善司は本作のレビュー記事の中で一部のNPCのセリフがメキシコなまりのある英語(英語版)だったと指摘している。
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