セガ・ミュージック・ネットワークスが発売した機種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:11 UTC 版)
「通信カラオケ」の記事における「セガ・ミュージック・ネットワークスが発売した機種」の解説
詳細は「セガカラ」を参照 Prologue 21(プロローグ21)、Super Prologue 21(スーパー・プロローグ21) セガ(後のセガゲームス)、タイカン、クラリオンの3社が共同開発。Prologue 21は1994年、Super Prologue 21は1995年にそれぞれ発売。機種名よりもセガカラという名称で親しまれた。マニアックな曲が多いが全体の曲数は少ない。全国採点を採用している。かつてはレコスタでも使用された(公式な発表はない)。ハードウェアはセガサターンをベースとしたものである。本体内蔵プログラムを配信により更新することが可能であり、競合他社が続々と新機種をリリースする中、セガは2005年の「CANDOONE」発売まで新機種を一切投入せず、Prologue 21シリーズの機能強化を続けた。 セガ接続 (SMN) が2007年12月31日、BMB接続(タイカン・クラリオン)が2008年1月31日にそれぞれサービス終了。現在は電話回線に接続しても利用できない。 CANDOONE(カンドーネ) 2005年発売。約10年ぶりのセガカラ新機種で、3号機にあたる。語源は「感動 (CANDO) をワンパッケージ (ONE) に」で、英語の「CAN DO ONE」とも読める。ブロードバンド環境、ハイビジョン映像、5.1chサラウンドに対応。音声認識やテレビ電話、動画撮影、インターネット閲覧機能を装備するなど非常に高機能。さらにCANDOONE本体と無線LANで通信し、ICカードポート(セガカラカード専用)やデジタルカメラを装備したカラー液晶タッチパネル式多機能リモコン「Cantannet(カンタンネ)」も標準で付属。タワータイプの筐体も非常にユニークで、競合他社の最新機種と比較しても決して見劣りしなかった。しかし折角の高機能もほとんど活かされないまま、旧機種であるPrologue 21シリーズよりも早い2007年10月31日付でサービス終了。現在は電話回線・ブロードバンド回線どちらに接続しても利用できず、Prologue 21シリーズの後継どころか、発売から僅か2年あまりで姿を消すという「悲劇の機種」となってしまった。 BMBは、2002年にタイカンとの合併によりPrologue 21シリーズ(タイカン)の権利を、翌2003年にはクラリオンからの事業譲受によりPrologue 21シリーズ(クラリオン)の権利をそれぞれ獲得。そして2007年9月、本家である株式会社セガ・ミュージック・ネットワークスの全株式をセガから取得し完全子会社化、「CANDOONE」を含む業務用セガカラシリーズ全機種の権利を獲得した。なお、PC・携帯電話・スマートフォン向けの家庭用カラオケ配信サービスについては引き続き「セガカラ」の名称でセガが継続していたが、フィーチャーフォン向けサービスは2012年10月31日をもって終了し、PC・スマートフォン向けサービスも2015年6月30日をもって終了となった。
※この「セガ・ミュージック・ネットワークスが発売した機種」の解説は、「通信カラオケ」の解説の一部です。
「セガ・ミュージック・ネットワークスが発売した機種」を含む「通信カラオケ」の記事については、「通信カラオケ」の概要を参照ください。
- セガ・ミュージック・ネットワークスが発売した機種のページへのリンク