ジャクソンズ Mスポーツ (2007-2008)
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「マット・ジャクソン (レーサー)」の記事における「ジャクソンズ Mスポーツ (2007-2008)」の解説
2007年のイギリスツーリングカー選手権でジャクソンは実力を発揮し、オウルトン・パークでの第3レースで優勝するまでに多くの表彰台を獲得した 。スラクストンでは不運にもクラッシュとエンジン不調のためノーポイントに終わる 。ホーム戦となったドニントンでは第1レースで4番手からスタート、何周かをリードしたが、後輪駆動のBMWはウェットコンディションにマッチせず下位に沈んだ 。ブランズ・ハッチ第2ラウンドでは最初のターンで外側から追い抜きを仕掛けたがスピン、11台の多重事故を引き起こしドライバー2名が病院送りとなった 。最終ラウンドのスラクストンでは自らのペースを維持し、第3レースで優勝を遂げた。誰もがファブリツィオ・ジョナヴァルディとジェイソン・プラトのタイトル争いに集中していたが、ジャクソンはスタートでトム・コロネルのインを突いた。その後はチームRACのコリン・ターキントンを抑え、自身2度目の優勝を果たし、ランキングで7位となった。 2008年も前年と同じ体制でシリーズに臨んだ。開幕戦のブランズ・ハッチでジャクソンはポールポジションからスタートし、レースの3/4以上をリードしたが、終盤に雨のためグリップを失い、ゴール直前にジョナヴァルディにかわされ2位となった。第2レースでは4位を争い、第3レースではターキントンのBMW・320siに次いで2位に入った。 ロッキンガムでは第1レースを6位で終えた。第2レースでは好スタートを切り、ダレン・ターナーとジョナヴァルディのミスに乗じてすぐにリードを取り、自身3度目の勝利を挙げた。雨で遅れた第3レースでは後輪駆動のBMWがスリップするにもかかわらず、ジャクソンはターキントンの後に付き2位を走行していた。全てがうまく行き、ジャクソンはターキントンを外側から抜こうとしたが、グラベルに押し出されリタイアとなった。その結果、チャンピオンシップをリードするチャンスを失った。ドニントン・パークでは第1レースで予選14位となり、決勝では5位まで浮上したが、トム・チルトンと接触しリタイアとなった。第3レースでは8位に入り、このラウンドでの初のポイントを獲得した。 クロフトでは予選7位となる。第1レースは悪天候の中行われ、雨のためコースには川や水たまりが現れていた。スタートからジャクソンはリードしたが、ステファン・ジェリーとアラン・テイラーの事故でマーシャルが負傷し、赤旗中断となった。レースは再スタートしたが、天候は悪化していった。ジャクソンは2番手から再スタートしたが、最初のコーナーでリードを取る。これは彼が危険なタワーコーナーに最初に進入することを意味した。結果彼はブレーキがロックし、コースを直進してしまう。彼のマシンはグラベルにコースアウトしたがかろうじてコースに復帰、18位となった。その順位のまま再び赤旗が振られ、レースは悪天候のため中止となった。2008年シーズン、ジャクソンはランキング2位となり、1位のジョナヴァルディとは36ポイント差であった。
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