ジオ・サウルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 15:54 UTC 版)
「おざなりダンジョン」の記事における「ジオ・サウルス」の解説
モルガーナ その高い実力と才能から、皇帝から竜騎士の称号を授かっているジオ・サウルス軍の戦士。その正体は赤ん坊の頃に身寄りを失った人間の女性であり、ジオ・サウルス兵らに殺されかけたところをブラフマーに救われ、彼の義娘として生きてきた。サバト軍の部下に当たるが、サバトを無能と評し軽蔑している。 ブラフマーからは愛情を一心に持って育てられており、ブラフマーを父親として心から慕っている。だが、それと同時に、他の五賢者の面々からは、リザードマンの中、ただ一人の人間として疎まれており、疎外感、孤独感を抱き葛藤し続けてきた。 ブラフマー ジオ・サウルスの学者。通称「五賢者」と呼ばれる、皇帝の御意見番の1人。血の気が多い同国内では数少ない穏健派で、戦火の必要以上の拡大に憂いを感じている。愛する義娘であるモルガーナが軍人として殺生に関わっている事にも悩みを抱えている模様。 本来、リザードマンという種族は冷血な性分であるようだが、彼は前述通りの性格である。キメラからはモルガーナに対する情がそうさせているのではないかと指摘されたが、本人はあわてた様子で否定している。 バルバロト ジオ・サウルス皇帝。 ロゴスをリザードマン一族の神と信じ込み、傀儡として利用されてしまう事に。後に寿命を迎え、死の淵をさまよう中でもロゴスの策謀を真に受け、ジオ・サウルスの未来を揺るがしかねない遺言を残し、その生涯に幕を閉じた。 サバト ジオ・サウルス軍将軍。戦好きで、隙あらば皇帝の命を曲解してまで、積極的に他国に戦争を仕掛けるほど。 五賢者の中で自らが最も実力を持っていると自負。次期皇帝の座を狙い、バルバロトの死を心待ちにしていた。しかし新皇帝がモルガーナとなってしまったことで、自らが新たな皇帝となるべく半ば暴走気味にクーデターを発足する。 キメラ 軍事用の兵器としてリザードマンを人工交配させていた科学者。 産卵性のリザードマンに対し、胎生性である人類が持つ「愛情」という感性に否定的な考えを持っている。彼の人工交配への執着は、そういった情を廃し、よりよい子孫を残そうという主張からきたものである。 ブラフマーからはそれを「本来の種の営みからはずれている」と指摘されるが、あくまで自身の理念を貫いていた。だが、未完成といえる戦闘種の暴走をきっかけに、自らの研究の危険性や命の重みを改めて考えることにした。 チャクラ 主に諜報活動を束ねている五賢者の一人。 当初はサバト同様、血の気が多い面が見られたが、最期には権力に固執するサバトを見限り他の賢者達と共に危険な現状の打破に尽力することに。と言っても、そのために数万の兵を犠牲にしようとする事も厭わない残虐性も持つ。
※この「ジオ・サウルス」の解説は、「おざなりダンジョン」の解説の一部です。
「ジオ・サウルス」を含む「おざなりダンジョン」の記事については、「おざなりダンジョン」の概要を参照ください。
- ジオ・サウルスのページへのリンク