ザルヴァートル・モデル開発者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 06:15 UTC 版)
「蒼穹のファフナーシリーズの登場人物」の記事における「ザルヴァートル・モデル開発者」の解説
日野 洋治(ひの ようじ) 声 - 小杉十郎太 【1期】 日野道生の父にして人類軍ファフナーの開発者。本編開始の5年前に道生を連れて島を出て新国連に参加するが、ミツヒロとは対照的にフェストゥムとの共存を望んでおり、彼にも黙ってミョルニアをかくまっていた。ミツヒロと逆に「一人でも多くの兵士を生き延びさせる」という設計思想を持ち、共同開発したザルヴァートル・モデル「マークザイン」は彼の設計思想に基づいて開発されている。 モルドヴァへのフェストゥム来襲時、ミョルニアにマークザインを、そのデータと道生への謝罪を真矢に託し、フェストゥムが情報という概念を理解したことを喜び、自爆する。 その後、ミョルニアを通じて洋治の設計思想に基づく機体改修のデータが蒼穹作戦前にアルヴィスへ送られる。フェストゥムの攻撃から機体を守る方法を見た保は、それが洋治の設計思想であることに気づき、これらのデータからアルヴィスでは蒼穹作戦の実行が適う。劇場版以降のアルヴィス製ファフナーには、洋治の設計思想が反映された改良が重ねられる。 ミツヒロ・バートランド 声 - 森功至 【1期】 千鶴の元夫で、アルヴィスにいた頃はファフナーの開発スタッフに在籍していた。紳士的な振る舞いをするが傲慢さを感じさせる性格。フェストゥムを憎み、フェストゥムに勝つために竜宮島を捨て新国連に参加した。 竜宮島に戻り、弓子が真矢のファフナー適性データを改竄していたのを口実に竜宮島から遠見一家を追放させ、真矢を新国連に連れ出そうと画策するも、島民の温情と自身の失言により失敗し、真矢にも「お父さんはフェストゥムとどう違うの?」と完全に拒絶されてしまう。 最終作戦「ヘヴンズドア」の立案者であり、ザルヴァートル・モデル「マークニヒト」を開発する。由紀恵をテストパイロットとして作戦前の最終実験を行っていた最中、フェストゥムに同化されたマークニヒトを目撃、ショックの余り狂ったように笑いながらマークニヒトの手にかかり死亡する。 ミツヒロの設計思想は「一体でも多くの敵を倒す」という、洋治とは正反対のものであり、島を出たのもフェストゥムに勝利する機体とパイロットを生み出すためであり、千鶴は「島で最初にファフナーに魂を同化された」と、半ば哀れんでいた。 【EXODUS】 息子のジョナサンからは「フェストゥムへの復讐だけの人生」、「実験動物のような気分にさせられた」などと回顧され、良い感情を抱かれていなかった。後にジョナサンは偽りの息子にして、正真正銘の実験動物であったことが判明する。 ザルヴァートル・モデル以外にも、海神島のコアを利用したパペットをはじめ、フェストゥムを支配する研究も行っていたことがヘスターにより明かされるなど、死後も竜宮島と人類軍に悪い意味で影響を遺している。実際に、パペットとベイグラントは最悪の形で人類軍にその代償が跳ね返る結果に終わり、マークレゾンに至ってはマークニヒトと同じ結末をたどる。
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