ザル会計と情実人事、塾経営女性を法人幹部に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 16:10 UTC 版)
「大阪桐蔭中学校・高等学校」の記事における「ザル会計と情実人事、塾経営女性を法人幹部に」の解説
長年「ザルのような会計処理」が続いた要因は初代校長の情実人事にあるという。初代校長は硬式野球部に注力し強豪校に成長させ、「京都大学に年50人合格させる」と標榜する宣伝で受験者を増やしマンモス校へ成長させるなど「対外的な名声を得ることに腐心」する〝剛腕〟運営で権力を集中。中高一貫教育の導入とともに学校法人の理事になり、2008年6月に副理事長となった。母体大阪産業大学の設備は古いままながら、学校法人の資金を大阪桐蔭に集中させ、吹奏楽部員200人超が練習できる「シンフォニックホール」や、収容3000人の体育館「桐蔭アリーナ」など豪華施設も建設された。 産経新聞が入手した内部文書や関係者の話によると、初代校長は懇意の塾経営者の女性を大阪桐蔭中学の教頭に就任させ、2008年6月に法人の事務局長に出世させた。元教職員の男性は「人事を初代校長が牛耳っていた。好きな教職員は囲い込み、嫌いな教職員は大産大付属高校などに飛ばしていた」と産経新聞に打ち明けており、別の教職員も「現在の法人内部にも初代校長のお気に入りがそろっている。裏金問題の全容が解明できるとは思えない」と話している。
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