サッカー指導者としての経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:31 UTC 版)
「アリウ・シセ」の記事における「サッカー指導者としての経歴」の解説
シセは、2012年1月にオリンピックにおけるセネガル代表チームの監督補佐に推薦された。シセのセネガル代表チーム入りには、シセの持つ豊富な国際的サッカー経験が期待された。2013年のフランコフォン大会の際は、23歳以下セネガル代表チームの監督を務めた。 2015年、当時のセネガル代表チームの監督であったアラン・ジレスは2014-2015年のアフリカ・ネイションズ・カップでセネガルが1次予選で敗退したことの責任を取り、監督を辞任した。2015年3月4日、セネガル・サッカー連盟(FSF)はジレスの後任にシセを指名した。2016-2017年のアフリカ・ネイションズ・カップにおいてシセは監督としてセネガル代表チームを率い、チームは決勝トーナメントで優勝国のカメルーンにPK戦で敗退するが、8強入りに導いた。 2018年のFIFAワールドカップ・アフリカ予選において、シセが率いるセネガル代表は本選への出場権を得た。2017年12月1日、シセは組み分け抽選会のためロシアの首都モスクワを訪れ、くじを引いた。抽選の結果、セネガルがポーランド、コロンビア、日本と同じグループHに入ったことを知るとシセは、まず「バランスはいいが厳しい」グループだと感想を述べた。コロンビア代表チームについては「好みのチームだ」と言った。また、別のインタビューでシセは「セネガルにとって厳しいグループになるだろう。ポーランドは皆さんご存知の通り。コロンビアは国際試合の経験が豊富だ。日本はやれることは何でもやる(努力を惜しまない)だろう」と述べ、それゆえ「セネガルらしさを保ったままの代表チームで、ここ(ロシア)に再び来ようと思う」と語った。 日本代表チームの監督であったヴァイッド・ハリルホジッチは抽選会直後のインタビューで、「私はセネガル代表チームをよく知っている、約2メートルの長身選手たちを前に動揺せず、私たちの流儀を貫くことが重要だ」と述べた。シセはセネガルに帰国後、ハリルホジッチのコメントへの感想を問われ、「サッカーに確定的なことは何一つない、シンプルに、たくさんのことを議論し、決断するだけだ」と述べた。セネガルのメディアなどでは、セネガル代表チームにとって16年ぶりの出場となる2018年のワールドカップが2002年の躍進の再来となることを期待する論調が見られている。
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