サッカー日本代表の「チームカラー」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 17:28 UTC 版)
「ナショナルカラー」の記事における「サッカー日本代表の「チームカラー」」の解説
ウィキメディア・コモンズには、サッカーナショナルチームのユニフォームに関連するカテゴリがあります。 「サッカー日本代表#概要と特徴」も参照 基本色に青と白の二配色が定着しているが、これは正しくはチームカラーでありナショナルカラーと言うわけではない。この青は一般的に「日本の国土を象徴する海と空の青」を表すとされているが、これは後付の理由である。最初期の日本代表は選抜チームではなく原則的に大学やクラブなどの単独チームで構成されており、ユニフォームも各チームのものがそのまま使用されていた。日本代表としての初の国際試合は1917年極東選手権で、東京高等師範学校(東京教育大学を経た、現在の筑波大学)の海老茶色のシャツを使用していた。初の選抜チームで構成され優勝を果たした1930年極東選手権の日本代表は青(ライトブルー)のシャツを使用した。これは選手の大半を送り込んだ東京帝国大学にならったものと考えられている。これ以降青は日本代表のチームカラーとして定着した。 1964年東京オリンピックでは上下白、1968年メキシコシティオリンピックでは白のシャツに紺のパンツとなり、1970年代以降は白と青が交互に基調とされるようになり、1992年からは青を基調としている。また1988年から1991年に赤が採用されたこともあった。1988年に横山謙三監督が日本代表監督に就任すると、監督の意向で日本代表のユニフォームを国旗の色である赤に変えた。胸には従来の日の丸ではなく三本足の八咫烏が付けられるようになったが、成績が振るわず、横山監督が更迭されると、元の青を基調としたユニフォームに戻された。以後赤を基調にしようとする動きはなくなったが、2012年のロンドンオリンピックのアウェイユニフォームには赤が採用された。
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