サッカー日本代表監督
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2018年4月7日、ヴァヒド・ハリルホジッチが突如として日本代表監督を解任され、その2日後の4月9日に後任として西野が代表監督に就任することがJFAより発表された。任期は2018年4月9日から2018年ロシアW杯までの約2か月間で、岡田武史以来2人目のワールドカップで指揮を執る日本人監督となった。また、西野は日本代表監督就任に伴い、同年4月7日までに、JFA理事、JFA技術委員長、Jリーグの理事を辞任している。 すぐさま20数人の招集メンバーが発表されることになるが、久保裕也はクラブがプレーオフを戦っている最中だったため招集できず、選ばれた選手からも今野泰幸と青山敏弘が怪我で辞退することになった。初陣となる同年5月30日に横浜国際総合競技場で行われたガーナ代表との試合は、大会前最後の国内試合であると同時に、メンバー選考の登録期限締め切り前、最後の試合となっていた。つまり選考に向けたテストもアピールもこの1試合のみしか許されていない状況であった。西野はチームの流れを変えようと、近年では時代遅れになりつつありハリル時代にも試されなかった3バックを試すも、手応えなく0-2で敗れた。そして大した収穫もないまま翌5月31日にワールドカップロシア大会に臨む23人のメンバーを発表、ガーナ戦前の会見では「本戦では今回のメンバー以外の選手が入る可能性もある」と話していたが、結局追加招集は行われなかった。同年6月8日にスイスのルガーノで行われたスイス代表との親善試合ではフォーメーションを従来の4-2-3-1に戻したが良いところなく0-2で敗れ、就任後2連敗、2試合連続無得点となった。光明が見えないまま迎えた本大会前最後のテストマッチは、6月12日にオーストリアのインスブルックで行われたパラグアイ代表戦で、西野はテストマッチ期間中にメンバー全員を起用すべく、この試合はそれまで出番のなかった選手がスタメンの中心となった。しかしこの試合で見違えるようなキレとパスワークを披露した日本は4-2で勝利し、代表監督就任後3戦目にして初得点、初勝利を挙げた。
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